子供が好きです(※ロリコンではありません。大人のエロイ女性が好きです)。

『絵本作家』という仕事に就いているので、子供と触れ合う機会が多く、小学生や、時には幼稚園児からもお手紙をいただきます。


一生懸命描いてくれたイラストや文章を見るたびに、「明るい未来と、感動で立ち尽くしてしまうエンターテイメントを、なんとしてでも彼らに届ける」という覚悟が強くなります。

僕が想像できないアイデアや、僕が創造できない景色を作るのは、僕の次の世代で、
子供からすると迷惑な話なのかもしれませんが、たぶん僕は彼らに期待しちゃっているのだと思います。

なので僕は「こんな世界もあるよ」と、できるだけたくさんの選択肢を提示して、彼らにバトンを渡そうと思います。


「嫌い」という感情は「知らない」と極めて近い位置にあって、人は、知らないものを嫌います。
新しいモノが叩かせる理由が、まさにこれです。

エンターテイメントに目を輝かせる子供らを見て胸がいっぱいになる一方で、いつも少し憂うのは、この子達が『お金』の教育を受けないまま大人になってしまうことです。

残念ながら、この国の教育のカリキュラムの中に『お金』は入っておらず、僕たち日本人は、お金を知らないまま(お金に嫌悪感を抱いたまま)大人になってしまいます。

ご多分に漏れず僕もそうで、貧乏を美徳とし、「金持ちは下品」として大人になりました。
「人より良い思いをしてるんだから、人より多くの税金を払って当前」と言い、彼ら(金持ち)が、そこに至るまで、どれだけのリスクを背負ったか?など想像もしませんでした。

テレビではホリエモンが「銭ゲバ」のように報道され、ロケットを飛ばす為に何年もかけて60億円以上もの私財を投資した美談は報道されませんでした。
田舎に住む僕の父ちゃんも母ちゃんも、テレビの影響をモロに受けて、「ホリエモンは、なんか悪い奴だ」と思っています(笑)

ですが、この景色を作ったのも、「いけー!」と叫ぶ子供に未来を見せたのもホリエモンです。

お金と向き合うことを放棄した大人達がこの未来を叩き、遠ざけ、
キチンとお金と向き合った男が、この未来を作りました。


挑戦を続けていく上で、夢を叶える上で、
『お金』を学ぶことはとってもとっても大切で、
そのことを学ぼうとせず、
『お金』が何なのかを子供に教えようともせず、
ただただ、お金持ちを叩き、
ただただ「夢を追いかけようよ!」と子供の手を引く無責任な大人に向けて、
そして、
未来を切り開いていく子供達に向けて、
少し長めのお手紙を書きました。

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