搾取?宗教? オンラインサロンとは一体何なのか?
「宗教(=なんだか悪いもの)」としてしまった方が、それ以上考えなくて済むし、理解が追いついていない自分を否定しなくて済む(自我が保てる)ので、ラクなのだと思います。
サブスクリプション(定額制)モデルを「搾取」としてしまうと、NetfIixやSpotifyや新聞なども「搾取」になりますし、人に紐づいたサブスクリプションモデルを「宗教」としてしまうと、メルマガやファンクラブも「宗教」になってまいます。
| でも、オンラインサロンって、なんか怪しい!
基本、僕のオンラインサロンは僕がエンタメビジネスに関する記事を毎朝投稿しているだけの「読み物」で、言ってしまえばただのメルマガなのですが(なのでROM専大歓迎)、メルマガと少し違うのは、たとえば先日まで開催していたような『チックタック 光る絵本と光る満願寺展』のようなイベントが定期的におこなわれて(ホリエモンなら『ホリエモン万博』)、そこに、サロンメンバーがボランティアスタッフとして参加する機会があることでしょうか。
この瞬間、とにかくオンラインサロンを悪いものにしたい人達による「金(月額)を払って働かされる!宗教だー!」というアタックチャンスが生まれます。
たしかに言われてみると、お金を払うし、働かされるし、なんだか踏んだり蹴ったりです。
これは、もしかすると、とっても悪い宗教なのかもしれません。
許せません。なんかムカついてきました。
しかし、もう少し冷静になってみると、ボランティアスタッフは強制ではなく立候補制で、お金を払って働かされることを「宗教」としてしまうと、BBQなんて完全に「宗教」ですし、BBQ運営会社の「搾取」ということになってしまいます。
| 「やりがい搾取」のグレーゾーン
僕たち人間は、「受け取った価値」に対して、お金を支払っていて、お客さんとしてマクドナルドや劇団四季に支払う場合もあれば、プレイヤーとして、BBQやキャンプや登山やカラオケやパズルに支払う場合もあります。
お金を支払ってステージに立つ場合もあります。
つまるところ、「価値を受けとるのは必ずしも『お客さん』ではない」という話です。
問題は、この理屈を盾に「やりがい搾取」をしてしまう経営者がいたり、サロンオーナーがいることです。
「オンラインサロンは『善』か『悪』か?」という議論は、「会社は『善』か『悪』か?」という議論に似ていて、良い会社もあれば、クソみたいな会社もあるように、オンラインサロンにも、良いサロンもあれば、悪いサロンもあります。
『西野亮廣エンタメ研究所』はエンタメの実験をひたすら繰り返し、サロンオーナー(僕)がメンバーを代表して実験の仮説や実験結果を毎朝報告しているだけのチームです。
「クリエイティブ」と「サービス」と「広告戦略」と「資金調達」を取り扱っているので、何かしらの参考にはなるかもしれませんが、どこかのオンラインサロンのように「必ず稼げるようになります!」みたいなことは言えません。
僕が発信している記事以外に特典があるとするのであれば、『西野亮廣エンタメ研究所』では、サロンメンバーが働く店と、サロンメンバーの店に行きたい25000人のサロンメンバーをマッチングする地図を作っているので、少しは、お店の集客の後押しになることと、たとえば、先日の個展のメイキング映像もサロンメンバーに(ギャランティを支払って)制作をお願いしているので、制作を受けたクリエイターは少なくとも25000人には自分の活動を宣伝できるという点でしょうか。
サロンメンバーの上田雄太さんの映像作品
昨夜、『西野亮廣エンタメ研究所』の投稿で、今年の秋に敢行するフランス遠征の詳細を発表しました。
エンターテイメントで世界を獲りにいきます。
もし、良かったら付き合ってください(*^^*)
【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今日は「現代の『時間の無駄』とは何か?」というテーマで記事を書かせていただきました。
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