とりとめのない日記です。
忙しい人は、読み飛ばしてください。

今、川西能勢口駅から満願寺までの坂道を上っています。
僕の地元「兵庫県川西市」の話です。
駅から満願寺までは、歩いて30分程でしょうか。

今、この田舎町の山奥のお寺さんで『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』という個展をやらせてもらっていて、平日であろうが毎夜2000人ほどのお客様にお越しいただいております。


その中には、同級生や、小学校の担任の先生もいて、彼らの姿を見つける度に、自分が、川西で生まれて、川西で育ち、川西で夢を見たことを、あらためて考えます。

川西は高齢化が進んでいて、僕がこの町に美術館を作ることを決めた時に、一部の地元の方から「この町で何かをやろうとしても…」という諦めの響きを含んだ言葉をいただきました。

その時、僕は「そんなことはありません。この町には可能性しかありません」と返したのですが、それはハッタリではなく、郷土愛に酔った言葉でもありません。
日本全国を見回しても、これだけ利便性が良くて、これだけ自然が身近にある町は、なかなかないので、「川西には可能性しかない」という言葉は本音です。

あと必要なのは「行けるかも」という雰囲気で、今回の『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』で、その雰囲気が作れたらいいなぁと思っています。


この個展も、あと4日。早いなぁ。

坂道を歩いて上る僕を見かねて、満願寺に向かうお客さんが、「ウチの車、乗っていきます?」と声をかけてくださいますが、「ありがとうございます。あと少しなので、歩いてみます」と返しています。

最近は、一人になる時間がなかなか作れないので、今のこの時間が有難いです。
6時半には満願寺に着くと思います。

後程です。