先日、放送された『アナザースカイ』の中でもお話しさせていただきましたが、ボクが仕掛けるエンターテイメントで、ひとつだけ決めていることがあります。
それは、『みんなで作る』ということです。


ここでいう「みんな」というのは、子供や爺ちゃん婆ちゃんを含む「お客さん」のことです。

プロが作った料理をお客さんに提供するレストラン型のエンターテイメントではなく、
自分達で食べる肉を自分達で焼くバーベキュー型のエンターテイメントです。

お客さんが楽しむエンターテイメントを、お客さんと一緒に作ります。

そんな話をすると、決まって、「素人に参加させるとクオリティーが落ちる」という御意見をいただきます。

ここには大きな世代間ギャップが存在して、「素人に参加させるとクオリティーが落ちる」という言い分は分かりますが、誰でも情報発信者になれるSNS時代においては、『クオリティー』の定義そもそもが変化していると僕は考えていて、
現代における『クオリティー』というのは、「技術力」ではなく「参加度」を指してるように思います。

「少々焦げちゃっても、自分達で焼いた肉だったら旨い」というような。

現在開催中の個展『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』はオンラインサロンメンバーで回しています。
撮影もオンラインサロンメンバーです。

「技術力ではなく参加度」と申し上げましたが、「それは技術を放棄する」という意味ではありません。
その辺のプロが逆立ちしても作れない空間を、一般の主婦が作れちゃった方が映画のクライマックスみたいで面白そうなので、毎日毎日毎日毎日(本当に毎日!)、

「この場合はこうだ!」
「こういう場面では、ここを優先した方がいい!」
「この空間を最大限に活かすには…」
「人々を巻き込む広告というのは…」

という技術論を投稿しています。
場合によっては、サロンメンバーを叱ることもあります(笑)
とくに、お客さんを後回しにして、自分達の挑戦に酔いしれている顔を見せた時などは、そこそこガチギレします(笑)

たまったもんじゃありませんね(^-^)

それなりに厳しくあたることもありますが、決めていることがあります。

それは、彼らオンラインサロンメンバーを一人も置いてきぼりにすることなく、全員まとめてエンターテイメントの最高峰に連れていくことです。

普通に生きていたら見ることができない景色を、お見せすることです。
僕の脳ミソと僕の時間は、そのことに使います。

昨日もサロンメンバーが素敵な映像を作ってくれました。
彼らと生きようと思います。



【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今日は「『雨』を攻略せよ」というテーマで文章を書かせていただきます。
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