毎度お騒がせしておりますキングコング西野です。

「電子書籍」を出していないわけではないのですが、「電子書籍」ではなくて「紙の本」に力を入れているのは明らかです。



理由はいくつかあります。

それを語る上で、そもそも、現代における『本』のメリットについて整理しておく必要があると思います。

| 本のイイトコロってドコ?
作者側からすると、現代における『本』の最大のメリットは「鎖国された空間である」と個人的には思っています。

僕は今、こうしてブログを書いていますが、たとえば、このブログを何章かに分けて、何日かかけてお届けすると、その途中途中で、悪意のある横槍が入ったり、ネットニュースの切り取りハラスメントに遭ったりして、「最後まで読んでもらえれば分かる文章」が、最後まで読んでもらえなくなる場合があります。

それが読者の『飽き』であればツマンネー文章を書いている作者の責任ですが、『第三者の横槍』となると話は別です。

インターネットが作り出した世界は素晴らしいこともたくさんありますが、一方で、『第三者の横槍』が簡単に入るようになり、話の腰を折られ、エッジの効いた表現が難しくなりました。

そんな中、『本』というのは、誰から邪魔されることもない「作者と読者の一対一のコミュニケーション」なので、インターネット化が進めば進むほど、そこには大きな価値が生まれます。
『本』の、とってもイイトコロだと思います。


| じゃあ、「電子書籍」にはない「紙の本」のイイトコロは?
これはもう『インテリア需要』と『コミュニケーション需要』ですね。

洋服やインテリア(本棚)というのは「自分とは何者か?」を他人に伝える装置で、コミュ障が増えれば増えるほど価値が上がってくるものだと思います。
つまり、「あー、お前もソレが好きなの? 実は俺も!」と話しかける(話しかけられる)キッカケですね。

そして、オンライン上のコミュニケーションを知れば知るほど見えてくるのが『オフラインのコミュニケーションの重要性』で、今の時代、そこを押さえている人が本当に強くて、『紙の本』が素晴らしいのは、『紙の本』が移動する時は、必ずオフラインのコミュニケーションが発生しているところ。

僕は、そこに強い興味を持っています。

Twitterを見ていたら、こんなツイートがTLに流れてきました。

紀伊国屋書店グランフロント大阪店さんのツイートです。

こんなことをされたら、御礼の挨拶に行くに決まっているじゃないですか。
そういう世界が好きです。

『チックタック ~約束の時計台~』は明日発売です。


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《キングコング西野の出没情報》

【4/18(木】
11:00~11:20 ①ブックファースト新宿店
11:40~12:00 ②紀伊國屋書店新宿本店2F 
12:30~12:50 ③ツタヤ大崎駅前店 

【4/19(金】
10:30~10:45 ④文教堂浜松町店
11:00~11:20 ⑤丸善丸の内本店3F
11:30~11:50 ⑥八重洲ブックセンター本店
12:45~13:00 ⑦三省堂書店神保町本店3F
13:30~13:50 ⑧啓文堂書店渋谷店1F
14:20~14:40 ⑨芳林堂書店高田馬場店
15:10~15:30 ⑩東京旭屋書店池袋店
15:40~16:00 ⑪三省堂書店池袋本店 
16:05~16:25 ⑫ジュンク堂書店池袋本店1F
17:00~17:20 ⑬三省堂書店有楽町店
17:50~18:10 ⑭青山ブックセンター本店

基本、書店員さんに挨拶をすることが目的ですが、その場に居合わせたら、『チックタック ~約束の時計台~』にサインを入れさせていただきますので(絶対に全部、応える!)、僕を見かけたら、気軽にお声がけください(*^^*)