何かアクションを起こせば炎上してしまうので(最近は減ったけど)、世間的にはデタラメなことをやっているように見られているのかもしりませんが、基本的に僕はロジック魔(計算式オタク)ですので、「思いつきで何かをやる」ということは、あまりありません。


勘で物事を進めることもありますが、勘というのは、これまでに掘り起こした宝箱と、これまでに踏んできた地雷の統計結果なので、それで言うと、僕は普通の人よりも多くのデータを飲み込んでいるので、それなりに裏付けがあると思っています。

ま。いずれにせよ、全ての行動に意味を持たせるようにしています。
泥酔している時は「いいっすね」しか言わない西野氏。ロジックもヘッタクレもありません。

『プペル美術館建設チーム』や『絵本制作チーム』が別スタッフなように、僕は一人で動いているわけではなくて、本当にたくさんのチームで動いていて、そして、その全ての世界観を統一しなくちゃいけないので、とにかく『対話』を大切にしています。

「何故、このタイミングで情報を出すのか?」
「何故、この作品の完成度は60点に抑えておかなければならないのか?」
「何故、この仕事を受けて、あの仕事を断るのか?」
「何故、この作品(プロジェクト)は必要なのか?」

そういった『対話』を、何百、何千、何万回と繰り返します。
建設でいうと「基礎工事」のような作業です。
ここをサボると、後々、たくさんの時間とお金が無駄になってしまうので、一にも二にも『対話』です。

「せっかち」に見られがちですが、『対話』には、かなり時間を割いていて、半年や1年かかることもあります。
話がまとまってからは、変態的に早いです。
昨日までサラ地だった場所に、一晩で城を建てます。

オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、朝礼のごとく、毎朝(本当に毎朝)僕が「アレは○○で、コレは△△だから……アレとコレを掛け合わせると☆☆になるので、やろうよ」といった話をしています。
当然、僕の考えに、サロンメンバーから「いやいや、あれは▼▼なんじゃない?」という意見も入ります。
そこで、また議論議論議論。

とにかく毎日2万2000人のサロンメンバーと対話を繰り返しています。

すると、どうなるかというと、僕か1を言うと、10まで想像してもらえるようになり、こうなってきたら仕事を外注するよりも、サロンメンバーに発注した方が話が早かったりします。

今朝は、来月開催する新作個展『チックタック 光る絵本と光る満願寺展』のポスターデザインをサロンメンバーに正式なお仕事として発注しました。
会社の面接とかはあまり必要なくて、こんなノリでサロンメンバーに仕事を振って、いい感じに打ち返してくれるメンバーを採用した方が、後々、考えのズレなどがなくてスムーズに話が進みそうです。

この春、『西野亮廣エンタメ研究所』のサロンメンバーの福利厚生として、都内に少し大きめの貸し会議室を作ります。
ダンススタジオとしても使えるように、それなりの規模の改装工事もします。

オンラインサロンは運営が難しすぎるので、オンラインサロン業界が右肩上がりに盛り上がっていことは、あまり想像できないのですが、会社のような、塾のような、スポンサーのような、この文化は、上手くハンドリングできれば、大変な可能性を秘めていると思っています。

ちょっと頑張ってみます。


【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今朝は「最新作『チックタック ~約束の時計台~』の販売戦略」というテーマで記事を投稿させてもらっています。
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