どうも、こんにちは。
キングコング西野です。

最近、「オンラインサロン」という言葉をよく耳にするようになりました。
昨日も、朝の情報番組『スッキリ!』(日本テレビ)で、特集が組まれ、いよいよお茶の間にも浸透し始めた感のある「オンラインサロン」

僕自身、『西野亮廣エンタメ研究所』という国内最大(会員数2万2000人)のオンラインサロンを運営しているのですが、そんな僕から、今日は、
これからサロンオーナーを目指す人に向けてオンラインサロンをやる上での「メリット」「デメリット」をお話ししたいと思います。

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オンラインサロンのメリット
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メリットはいろいろありますが、やはり一番は「横槍が入らない」といったところでしょうか。

会員限定のクローズドなコミュニティーですので、外だと(切り取りハラスメントによって)炎上させられてしまうような“エッジの効いた表現”も、素材そのまま会員に届けることができます。

有料のコミュニティーですので、イタズラに炎上させにくるような輩がいないわけですね。

もちろんメンバーから反対意見が飛んでくることもありますが、それは「批判」ではなくて「意見」なので、生産性のある議論を展開することができます。

Twitter村に見られるような「論破を目的とした口論」ではないわけです。
ここはスゴくイイですね。

僕自身、2年ほど前にTwitter村からオンラインサロン村へ引っ越してから、表現に無駄なブレーキを踏むことがなくなり、自分の仕事が加速したので(たぶん皆さんも気づいているのでは?)、ここは確かなメリットだと思います。

横槍(あげ足とり)だらけで、全方位に配慮をした表現が求められ、世の中が無味無臭に向かう中、エッジが効いた表現が許される環境(鎖国空間)というのは大きな大きなアドバンテージっす。

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オンラインサロンのデメリット
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良い部分もあれば、悪い部分もあって、その一つに、「不可抗力によって、評判を落とすリスクが潜んでいる」というのがあると思います。

オンラインサロンは“サロンメンバー同士の交流も可能なコミュニティー”ですので、当然、人と人が交われば、トラブルが起きる可能性もあるわけで、ですが、そういったトラブルは全てサロンオーナーの責任になってしまいます。

もちろん、人数が増えれば増えるほど、このリスクは高まります。

ここのハンドリングに必要なのは、インフルエンサーとしての資質ではなくて、リーダーとしての資質(覚悟)なので、多くのサロンオーナーがここで躓きます。



それと、もう一つ。

自分がどれだけクリーンな運営を心掛けていても、他所のサロンでトラブルが起これば、「オンラインサロンは…」とカテゴリーで(一つにまとめられて)バッシングされてしまいます。

これに関してはもう、世間が「良いサロンは良いし、悪いサロンは悪い」と判断してくれるようになるまで耐え忍ぶしかありませんが、そうなるのは、かなり先の話だと思います。

ここからサロンが流行れば流行るほど、質の良いサロンも増えれば、質の悪いサロンが増えて、ニュースになるのはいつも質の悪いサロンなので、そのシワ寄せを受けることは踏まえておいた方がいいと思います。

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オンラインサロンの利益
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ここに関してもキチンと話しておいた方が良さそうです。
オンラインサロンの利益は不労所得(ウハウハ)のように捉えられがちですが、大前提として、月額費相当の価値を提供できていないと、メンバーは退会するので、不労所得ではありません。

くわえて、本来であればオーナーが何かを発信して、それに対して対価(月額費)が発生しているので、そこで金銭のやりとりは終わっているハズなのですが、サロンを続けていくうちに、サロンの月額費というのは『税金』のような扱いになってきて、サロンオーナーには「税金の使い道」が求められる雰囲気になってきます。

オーナーは“本来であれば自分の収入であるハズのお金”の使い道をサロンメンバーから求められるわけですね。

僕は、(求められているからではなくて僕個人の趣味で)オンラインサロンの売り上げは、全額、エンタメ(美術館建設や作品制作)にブチ込んでいるので、そこに対してメンバーに不満を持たれることはありませんが、懐に入れていると、場合によっては不満が発生することもあると思います。

一方で、幻冬舎の箕輪さんが、オンラインサロンの売り上げでキャバクラに行っていても、「箕輪さんは、それぐらいハレンチでいてくれなきゃ困る」と思われているので、そこに対する不満は発生しないと思います。
そこはもうキャラクターの問題ですね(*^^*)

一つ言えることは、お金儲けが目的でオンラインサロンを始めたら200%失敗します。
そもそもサロンメンバーを1000人集めるなんて、ほぼほぼ無理ゲーなので。

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まとめ
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以上のことを踏まえて始められるといいと思います。

一つ。
最近流行っている感のあるオンラインサロンてますが、基本的にサロン運営は「無理ゲー」で、「運営に費やした時間や労力のことをよくよく考えたら、コスパがメチャクチャ悪かった!」ということがあるので、引き際は意識しておいた方がいいと思います。

最後に、サロンを始めれる際の手順に関する記事を貼っておきます。


オンラインサロンに関して、また新しくお伝えできることが見つかれば、あらためて記事をアップしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。



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