皆さんはキングコング西野という男を御存知でしょうか?御存知でしょうね。
だって、有名だもの。

次々に新しいことを仕掛けて、人々を巻き込んでいく姿から『時代を牽引する革命家』と評され、そのハンサムすぎるレッテルに対して、「いやいや、そんなことないですよぉ~」と1ミリも謙遜しないのですから大した男です。

世間からのバッシングをもろともせず、芸人として売れて、絵本作家としてメガヒットを飛ばし、現在は国内最大のサロンオーナーとして調子に乗っている西野ですが、彼の人生が連戦連勝の歴史だったかというと、もちろんそんなことはなく、基本は『負け』からのスタートです。
西野亮廣のエンタメ史に、最初から上手くいったプロジェクトなど、一つもありません。

最初から上手くいかない理由の一つに、「鼻で笑われることをする」という西野のポリシーがあります。

周り人間全員が「イイね」と言うものは、言いかえると「誰でも想像できてしまう程度のモノ」で、「西野亮廣がわざわざ時間を割いて向き合うモノではない」と考えるのが国内最大天狗の西野亮廣です。

西野が着手する仕事は常に「今の自分が手に負えないもので、世間からバカにされる規模の夢」であります。

そんな西野が次に挑むのは『美術館建設』。
彼の地元「兵庫県川西市」に、絵本『えんとつ町のプペル』の世界を忠実に再現した『えんとつ町のプペル美術館』を作るというのです。
これまでの挑戦とは比べ物にならないほどのスケールです。
予算面でも死に物狂いで頑張らないといけませんが、「地元の皆さんに応援されないような美術館は建てちゃダメ!」としきりに叫ぶ西野。
どうやら、徹底的に地元・川西と向き合うようです。


そんな彼のもとに、川西にある『満願寺』の御住職から、「西野さん、もし時間が許せば、ウチの寺を盛り上げてくれませんか?」と相談が入ります。
迷わず、二つ返事で承諾する西野。
「当たり前じゃん!地元の方の悩みは僕の悩みなんだから!」
と言ったか言ってないかは定かではありませんが、とにもかくにも『満願寺』を西野が全力で盛り上げることが大決定したようです。
満願寺の入り口(素敵なデザイン)

さて、その『盛り上げ方』ですが、なんと、ちょうど良いタイミングで西野亮廣の絵本最新作『チックタック ~約束の時計台~』の発売が迫っているのです。


当然、西野がこの偶然を逃すハズがありません。

「新作絵本『チックタック ~約束の時計台~』の発売を記念した個展を、東京や大阪ではなく、兵庫県川西市の満願寺で開催しよう!」

出版社的には集客が見込める都心部開催の方が絶対に嬉しかったと思うのですが、一度言い出したら止まらないのが国内最大天狗。

「『えんとつ町のプペル』の時は絵本を光らせたから、今度は絵本と同時に満願寺も光らせちゃおう!」と言い出しやがりまして、スタッフはテンヤワンヤ(くたばれ西野)。

気がつくと、こんなクラウドファンディングを立ち上げていた西野。
もうどうにも止まりません。

「満願寺そのものを作品にする!」と酔っ払ったことを言っている西野ですが、どうやら彼は本気で、作品だけでなく、お寺(満願寺)すべてを光らせるつもりです。


スタッフの脳裏をよぎるのは、
「『チックタック』と『満願寺』は関係なくね?」
という圧倒的な疑問。

そんな疑問を持つスタッフの元に、西野から届いた『チックタック~約束の時計台~』のワンシーンのイラストがコチラ。


どうやら、関係なくもなさそうです。

西野亮廣が何を企んでいるのかは分かりませんが、彼の「地元・川西を盛り上げたい」という気持ちには嘘はございませんので、もし良かったら今回の記事をシェアしていただけると嬉しいです。

そして、もしお時間があれば、彼が勢いだけで立ち上げたクラウドファンディングを覗くだけ覗いてやってください。

今回の挑戦が日本の地方を活性化させるキッカケや励みになることを願っております。


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毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今朝は「西野亮廣の次なる挑戦」というテーマで記事を投稿させてもらっています。
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