去年末、友達なのかスタッフなのか家族なのか、その辺のカテゴリーがよく分からない面々が集まって、「エンターテイメントでキチンと世界を獲りに行きましょう」という話になりました。

その話し合いの中で、「西野がやらなくていい仕事」と「西野がやらなくちゃいけない仕事」を明確にして、2019年がスタート。
オンラインサロンの運営は田村Pに任せて、レターポットのハンドリングは全て開発リーダーのヤン君に任せて(レターポットはヤン君のアート作品)、しるし書店の開発は藤岡さんに丸投げして…他の仕事もほとんどスタッフさんに丸投げして、僕は年明けから2週間ほどアトリエにこもって新作制作。

最近、どこに行っても「今、忙しいでしょ?」と言われるのですが、忙しく見えている仕事のほとんどはスタッフの皆様がやってくださっていることで、僕はまぁ、「なんだか申し訳ないなぁ」と思いながら、比較的のんびりとした毎日をおくっています。

僕に課せられた宿題は『最高傑作の最新作』を生むことで、最高傑作の最新作を作る過程で、変態的な量の情報を飲み込むので、その副産物が、ビジネス書やオンラインサロンに毎日投稿している記事となっております。

つまるところ『西野が最高傑作を作らないと全ての活動がストップする』というシンプルなルールで回っておりまして、よくよく考えてみると、なかなかのプレッシャーですね。
どうやら毎日ピンチな西野氏

ただ、『最高傑作を作らないと死ぬ』というピンチは、こうしてチームの事情を説明しないと御理解いただけないもので、世間的には、チームの事情なんて知ったこっちゃないので、僕には、もっともっと分かりやすいピンチを課す必要があると思っています。

今さら「好感度低い」が“西野のピンチ”としてカウントされるわけもなく、さらにその先のピンチを求めて『えんとつ町のプペル美術館』の建設に着手。

こちらは、ザックリとした見積もりで15億円ぐらいかかっちゃって、これはこれで大変なピンチには違いないのですが……これも、そろそろ「西野なら払えるんじゃね?」と思われる頃だと思うので、『15億円』は“西野のピンチ”としてカウントされなくなると思います。

少なくともサロンメンバーは「絶対に行けるでしょ」と思っているので、彼らをドキドキさせるには、僕はもっと死にかけないといけません。

結局、「応援してもらうには相応のリスクを背負い続けなきゃいけない」という螺旋階段を上っていて、上ってはいるけれど、同じ場所に戻ってきている毎日です。
エンターテイメントに魂を売ってみて一番の学びは「ゴールが無いことが分かった」ということ。

そこで絶望できれば「リタイヤ」という選択肢もあるのだろうけど、どっこい、絶望どころか『中毒』になる始末。
より大きな挑戦をして、より大きなリスクを背負って、その恐怖から無事に逃げ切って「やったー、助かったー!」の反復運動にハマッています。

今日も頑張りまーす。

【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、西野亮廣がビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
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【お知らせ】
2月10日に『えんとつ町のプペルVR』が体験できるよー!是非ー!