1月12日~14日まで『占いフェス』という「占い」を真ん中に置いたイベントをやっとりまして、おそれ多くも私なんぞが『総合プロデューサー』という大それたボジションに就いちゃったんです。

ただ、もう『占い』というコンテンツは揃っているわけで、会場デザインも美術スタッフさんにお任せして、そこで流れる音楽も指定してしまえば、あと、やることといえば『集客』ぐらい。
やっぱり、お客さんがたくさんいた方が、場が華やかになるので、告知は、そこそこ頑張りました。

ただ、それも、イベントが開催される前までに終わらせられる仕事で、イベントが始まっちゃうと、これといって特にやることはないのです。

だからといって、奥の部屋でふんぞり返るような真似はしたくなくて、「こうなったら、イベント当日は自分か一番労働してやろう」と思って、寒空の下、朝から晩まで(三日間)おでん屋さんをやることにしました。

途中、寒そうにしているお客さんがいたらホッカイロを渡しに行ったり、
一人でポツンとしているお客さんがいたら話しかけに行ったり、
お餅つきのお手伝いに走ったり…

時にはギターを片手に歌って、お客さんのゴキケンを伺ったり……

ハイパーメディアおでん屋さんとして、三日間走り回ったのですが、やってみて「ああ、そうだった」と思い出したのですが、『寒さ』って、体力がメチャクチャ奪われるんですね。
忘れてました、この感じ。

お酒が入っていたのもあるのですが、夜になるとキチンと人並みに睡魔が襲ってくるんです。

僕はよく人から
「西野はシラフの時は寝ない」だとか、
「西野は『疲れ』を知らない」と言われるのですが、今回の結論としては、
「そもそも西野は普段、疲れるほど仕事をしていない」
ということになりました。

そこに何らかの価値が発生しているから、人が僕の活動を見て「仕事」と呼んでくれていますが、「夜更かしをしてYouTubeの動画を見漁っている」ぐらいのノリで、皆様から「仕事」と呼んでいただいているモノと夢中で向き合っているので、そりゃ疲れねーわけです。

こんなヤツが得意気に仕事論なんて語っている場合じゃねぇなぁ(語るけど)と思うと同時に、寒空の下、道路工事の交通整理をしてくださっているオジサンには感謝しかありません。
いつもありがとうございます。


さて。
三日間おでん屋さんをやってみて、面白かったのが、具材の配置や、アナウンスのやり方で、売れる具材がコロコロと変わるということが分かったことです。

「次はこうしてみよう」
「その次はこうしてみよう」
と具材を並べ変えたり、宣伝文句を変えながら、
「おお、上手くいった」
「うん?イマイチだな。となると、次は…」
とニヤニヤしながらマーケティングを繰り返す三日間。
そもそもマーケティングオタクなので、この調子だと、おそらく僕は、どの職に就いても、そこそこ面白がれる気がするので、また機会があれば、おでん屋さん以外の仕事をやらせていただこうと思いまーす。

おでん屋さん、楽しかったてす。
遊びに来てくださった皆様、どうもありがとうございました!

【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今朝は「えんとつ町のスナックが成功した理由」というテーマで記事を投稿させてもらっています。
興味がある方はコチラ↓