やかな正月を迎えている。

昨日も書いたが、仕事の一切の面倒事をスタッフ(ときどき友人)が背負ってくれて、「お前は黙って傑作だけを生んでろ!」とアトリエに放り込んでくれたからだ。
「8日ほどあれば一本ぐらい書き上がるんじゃね?」という謎のドンブリ勘定で、1月8日まで休みをとっていたが、1月2日に書き上がった。
しかも傑作だ。

書き上がってすぐに担当編集者の袖山さんに「傑作が書けました!」と連絡を入れたのは、『えんとつ町のプペル』以来だ。
アトリエに放り込んでくれたスタッフには本当に感謝している。

風呂を掃除して、今は、湯船の中でババンババンバン。
ずいぶん長いこと浸かっているので、まもなく風邪をひくほど温くなっている。
こんな時間を過ごしたのはいつぶりだろう?
もう何年も前な気がする。


それにしても人生というのは、つくづく先が読めない。
まさか38歳の正月が新作絵本の執筆に費やされるとは、20歳の頃の西野亮廣は思いもしない。

今、20歳の僕に声をかけられるとするのであれば、「そのまま死ぬ気でテレビをやれ」と言うだろう。
死ぬ気でやった人間にしか見れない絶望がある。
その絶望を早いうちに見た方がいい。

そんな僕も気がつけば38歳。
いい歳ぶっこいたオッサンだ。
正直な話、今は誰にも負ける気がしないけど、あと10年もすれば衰え始めるだろうな。
ここまで、あっという間だったから、10年なんて、もっと早い。

どうやら僕には時間が残されていないので、残りの時間はエンタメで世界一を獲ること以外には使いたくない。
スタッフや友人やサロンメンバーやファンの方の想いを背負っているので、辿りつかないわけにはいかない。

そういえば、去年末のサロンメンバーとの忘年会で、「今年も一年ありがとう。来年もブッちぎろう!」と声を掛け合っていた時は幸せだったな。
無駄に群れるのは嫌いだけど、チームはイイ。
どうせ遠くに向かうなら、一緒に向かって、ゴールの感動を一緒に わかち合いたい。

次に皆と会えるのは1月12日~14日の『占いフェス』だろうな。
会場で呑んだくれているので、気軽に声をかけてください。

ああ、今年も面白いことをしたいな。
誰も思いつかない面白いこと。
やろうっと。
気が向いたら、僕と付き合ってください。
見たことのない景色をお見せします。

湯が冷めてきた。
このままだと風邪をひくから、いいかげん湯船を出ようと思うんだけど、湯船の外は、もっと寒くて、もっと風邪をひきそうだ。
さて、どうしたもんだか。


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