そこそこ本を出させてもらっています。
ここ最近の5冊は…
魔法のコンパス 道なき道の歩き方 1,500円 Amazon |
『魔法のコンパス』【10万部】
えんとつ町のプペル 2,160円 Amazon |
『えんとつ町のプペル』【37万部】
革命のファンファーレ 現代のお金と広告 1,470円 Amazon |
『革命のファンファーレ』【17万部】
バカとつき合うな 1,404円 Amazon |
『バカとつき合うな』【19万部】
新世界 1,500円 Amazon |
『新世界』【13.5万部】
……といった感じです。
同じ層に球を投げ続けても拡がりがないので、作品ごとにターゲット層を微妙にズラしていて、それを繰り返しているうちに、僕のことを面白がってくれている人達がどの辺りにいるのかが、昔よりは見えてきました。
めちゃくちゃイヤらしい言い方をすると、「作品のターゲットが、そこ(西野亮廣を面白がる人達が面白がれる内容)をかすっていれば、大ゴケはない」といったところなのですが、「そんな保険がかかっている勝負を誰が面白がるんだ?」と悪魔が耳元で囁くものですから、次回作の絵本『ほんやのポンチョ』は西野亮廣を支持してくださる人が誰もいない土地に球を投げてみることにしました。
内容を隠したって仕方がないので、絵本のイラストはYouTubeに全部アップしてみました。
絵柄を見てから、判断してみてください(*^^*)
ほんやのポンチョ 1,620円 Amazon |
以前、少しお話しさせていただきましたが、そもそも『えんとつ町のプペル』なんかは映画化をゴールに見据えた作品でして、絵本特有の『読み聞かせ』を想定していません。
過去作も全てそうです。
『読み聞かせ』を無視しているどころか、「サラリーマンが電車の中で絵本を読んでいる景色を作れたら面白いなぁ」と思って作っています。
昨夜、オンラインサロンの方には、次々々回作のプロットを公開したのですが、「おい、そのキャラクターが、ここで出てくるのかよ!」といった感じで、全ての作品が繋がっています。
作品どころか、僕が現実世界に落としこんだ言葉や、Webサービスや、スナックや美術館やホテルといった建物も全部全部繋がっています。
25歳の頃に「40年ぐらいかけて一つの物語を作ろう」と決めて、半年かけて一気に40年分の骨組みを作って、こうなってくると残り時間が限られてくるので、このストーリー(本筋)から外れたことにはあまり手を出さないようにしました。
タレントとしての露出もしかり。
露出すれば、その分、構想を形にする作業時間が削られてしまうので、20代前半の頃のような「来た仕事は何でもやりまっせ!」というスタンスは辞めました。
そもそも、何でもやれる才能なんて僕にはありませんし。
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すみません、前置きが長くなりすぎました…
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実は次回作『ほんやのポンチョ』は、最初に描いた構想に入っておらず、一部のお客様から声にお応えする形で作らせていただきました。
それは、
「ウチの子、西野君の絵本の絵柄が大好きなんだけど、『読み聞かせ』するにはストーリーが長くて…」
といったもの。
なるほど。
これまで、そもそも『読み聞かせ』を想定せずに作ってきましたが、そのことが世の父ちゃん母ちゃんに苦労をかけてしまっていたのです。
『えんとつ町のプペル』なんて、一冊読みきるのに25分はかかってしまうわけで、それを毎夜読まされる親は大変です。
「子育てでお疲れのところ、さらに疲れさせてどうするんだ」と耳元で天使が囁いて、「ならば、父ちゃん母ちゃん用に、読み聞かせできる絵本を作って、全体のストーリーに天才的に絡めてやろう!」と思った次第であります。
そんなこんなで、最新作『ほんやのポンチョ』は世の父ちゃん母ちゃんの為に読み聞かせしやすい内容とサイズにしてみましたヨ!
「ポンポンポンチョは、ほんやさん。
あさ は はたけ のおてつだい
ひる は ばあば のにもつもち
いつも みんなのおてつだい
じぶんの ことは あとまわし。」
1ページの分量は、だいたいこれぐらいか、これより少ないくて、全20ページ。
もちろん漢字は一切抜き!!
これからの時代を考えると、(最初は読めなくてもいいけど)子供の頃から英語に触れておいた方がいいと思うので、下に英訳を付けました。
これで、もう「読み聞かせできない」なんて言わせません!
んでもって、この『ほんやのポンチョ』は、もともと出版を予定していた次々回作、『チックタック ~約束の時計台~』にキチンと繋がっております。
天才でごめなさいっ(>_<)(>_<)
「『父ちゃん母ちゃんの為に』とか言ってるけど、お前、父ちゃん母ちゃん層(ファミリー層)から全然支持されてねーじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、そんなことはマジでどうでもよくて、圧倒的少数かもしれませんが、「西野君の絵本を読みたいけど『読み聞かせ』が辛くて…」という父ちゃん母ちゃんがいることは事実なので、今度は、その声を拾いにいきます。
12月6日発売『ほんやのポンチョ』を宜しくお願い致します。
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【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めております。
ビジネスに掲載するレベルの記事を毎朝投稿しておりまして、昨日は次々々回作の『走れ!デイトリッパー号』のプロットを公開しましたので、興味がある方は是非↓