ランキングだけを見ると、いかにも売れっ子作家風ですが、裏側はそうではなく、ドブ板営業&ど根性サイン入れの日々です。
特に最新刊『新世界』は、発売から1週間で、すでに1万冊以上にサインを入れさせていただきました。
命を削って作ったからには、命を更に削って届けなければなりません。
新刊を三ヶ月連続でリリースするというデタラメなアクションのせいで、自由時間はゴッソリと奪われてしまったわけですが、ここにきて、来月『ほんやのポンチョ』を出版する幻冬舎さんが、またやりやがりました。
以下、幻冬舎さんの公式ホームページからの引用です↓
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【第一次受注締切は12月4日です!】にしのあきひろさん著『ほんやのポンチョ』のサイン本をご希望の書店さんへ
37万部のベストセラー『えんとつ町のプペル』が発売になってから2年。 キングコング西野亮廣さんによる絵本最新作ができました。 タイトルは、『ほんやのポンチョ』。 そこで、本書のサイン本をご希望の書店さんへ、ご案内です。
基本的には「専用注文書」をご利用ください。 注文書のない書店さんについては、専用メールを設けましたのでこちらにご連絡ください。
→ nishino-books@gentosha.co.jp (担当・営業部太田、編集部袖山)
*注文書、メール、どちらでも注文を受け付けます。二重の注文にならないよう、お気をつけください。
※サイン本は、返本できませんので、ご了承ください。
※ご注文の際には、番線、書店名、電話番号、ご担当者名を明記ください。
【第一次受注締切以降のご注文】
※12月4日の締切日を過ぎて以降のご注文は、10冊20冊のいずれかでお願いいたします。それより多くをご希望の場合は、メールでご相談ください。
※ご注文の際には、番線、書店名、書店様住所、電話番号、ご担当者名を明記ください。
※こちらでサイン本を切らしている場合もあります。西野さんにできるだけ早く追加分を書いていただきますが、その間、お待たせすることがありますので、ご理解ください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
サラッと、とんでもねーことを書いてます。
つまるところ、「本屋さんへ。案内に基づいて予約をしてくださったら、サイン本をお送りいたします。西野には問答無用でサインを書かせますので、そこはお気になさらず♥️」です。
そこに僕の意思が入り込む隙間などなく、大量のサイン入れは決定事項として僕のところに降りてきます。
そして、一昨日、担当編集の袖山女史から「西野さん、本屋さんからサイン本の予約注文が入っているので、サイン本を作ってくださいます?」と連絡が入り、「サインを作ってくださいます?」も何も、もう予約をとってしまったのだから、「NO」が言えるわけもなく、ちなみにサイン入れしなければならない冊数を訊いてみると、
「えーと…5000冊です」
と死刑宣告。
『ほんやのポンチョ』は、まだ製本されておらず、僕は明後日から海外。
帰国する頃には製本されているのですが、そこからサイン入れをすると、発売日に間に合いません。
そこで、幻冬舎さんがとった作戦とは、なんと……