批判する時に『炎上商法』と『宗教』という単語を使うヤツ、終わってる


皆さん、おはようございます。
国内最大のオンラインサロンを運営し、インターネット事情にとても明るい西野です。

僕が考える『現代のお金の常識』と『広告戦略』については、ゴチャゴチャ言ってねーで、コチラをお読みください。
コチラは去年出した本ですが、おそらく3年後も通用すると思います。
ちなみに、帯にある『7万部』『32万部』は去年の数字で、現在は『16万部』『37万部』となっております。


「3年後も通用すると思います」というのは、ハッタリでも嫌味でも何でもなくて、最近、ようやく耳にするようになってきた「クラウドファンディング」が良い例で、時代は平気で5~6年遅れてやってきます。
絶望的に歩みが遅いです。

これに関しては、「分からないものは、まず批判する」という国民性が関係しているように思います。
批判した以上は、その事柄にタッチできなくなるからです。

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批判する時に『炎上商法』と『宗教』という単語を使うヤツは終わってる
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自分が理解できないモノが目の前に現れた時に、理解できない自分の能力不足を隠すには、理解できないモノを悪者にするしかありません。

しかし、その対象にロジックの落ち度がなく、それでもどうにかこうにか批判するとなると、「なんかよく分からないけど、悪いことをしているに決まっている」という偏差値マイナス30の技を繰り出すしかなく、その時に使用される単語が『炎上商法』『宗教』です。

ちなみに5~6年前にクラウドファンディングをやった時は、「炎上商法だー!」「宗教だー!」と、よく言われたものです。

そういう方に、
「クラウドファンディングが炎上商法? ごめん、ちょっと分からないので、もう少し詳しく聞かせて」
と言うと、2秒で黙ります。
ロジックを持っていないので、足元がガタガタです。
世界で一番楽しい学校『サーカス!』で現代のお金の流れを熱弁する西野校長  ※写真=イシヅカマコト

 
その分野に精通している人が情報強者であるのは当然なので、分からないことは恥ずかしいことでも、人として劣っているわけでも何でもありません。
問題は、「分からない」と言えない身体にあります。

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クラウドファンディングの税金
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昨日、しるし書店のユーザーさんとの交流会があったのですが、そこでネットリテラシーの話になり、一人のユーザーさんが「クラウドファンディングって税金が発生しているのに、『宗教』って言うの、おかしくないっすか?」と言っておられました。

なるほどです。

おそらく、クラウドファンディングで集まったお金が『収入扱い』になっていることを知らない人が多いのだと思います。

購入型のクラウドファンディングには、支援額に応じたリターン(みかえり)があり、そこで集まったお金は『収入扱い』になるので、集まったお金から国に税金を支払います。

つまるところ、購入型のクラウドファンディングを指して「宗教だ~!!」という批判は、魚を売って生計を立てている魚屋屋さんに「宗教だ~!!」と批判するようなもので、なかなか味わい深いものがあります。


ロジックが伴っていない批判は脆弱で、後に残るのは『批判してしまった自分』で、当然ですが、クラウドファンディングに対して「炎上商法だ~!!」「宗教だ~!!」と批判してしまった人は、自分がクラウドファンディングをやりたくなっても、批判した手前、やることができません。

『炎上商法』や『宗教』という批判は、高確率で自分の未来を殺す単語だと考えておいた方がいいと思います。

明日は福岡に行きます。
夕方に『ギター演奏会』という謎のイベントが入っていますが、単純にゼロ距離で輪になってお客さんとお喋りしたいだけで、一応、隣にギターを置いているだけです。
キミの話を聞かせてください。


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