『レターポット』というサービスをやっています。
はじめて耳にする方は信じられないかもしれませんが、文字を売っています。
『現代版の電報』だと思っていただけるといいかもしれません。
たくさん文字を贈られた人(=たくさん感謝された人)が、たくさん文字を贈れる(=たくさん誰かを喜ばせることができる)という仕組みです。
「モノで溢れた時代の贈り物は『言葉』でいいんじゃないかなぁ」と思って、このようなサービスを作りました。
この説明で理解できない人は身体で覚えてください。
普段は、カジュアルな御礼や、誕生日の祝いなどに使用される『レターポット』ですが、この仕組みを使って、困っている人が助けられると最高です。
というわけで、非常時には、運営が公開ポットを作って、そのポットに贈られてきた文字を使って、困っている人を支援できるようにしました。
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仕組みを説明します。
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レターポットで販売されている文字(レター)は、「1レター=5円」です。
非常時に作られる公開ポットに100レターが贈られると、運営が、これまでのレターの売上の中から500円(100レター×5円)を困っている人に支援するようにしています。
(※支援の方法によっては、贈られたレターと“まったく同額”の支援をできない場合もあります)
有名なところだと、今年2月におこなった『リベンジ成人式』の開催費用は、ここから捻出しました。
皆様から文字を贈ってもらったおかげで(自腹分もありますが)、開催することができました。
2月に起きた『2018年台湾花連地震』では、皆様から贈られた文字を使って、スタッフが花蓮観光をしました。
第三者からの批判が起こるのは百も承知でしたが、花蓮は観光で回っている町なので、「危ない、危ない」という風評被害が、現地の人達を最も苦しめると“僕たちは”判断し、「観光客として現地にお金を落として、花蓮の魅力を一人でも多くの人に届けよう」と結論しました。
もちろん、公開ポットには、あらかじめ「花蓮観光に使います」とアナウンスさせていただきました。
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西日本豪雨の被災者の皆様に、僕たちは何ができるか?
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Twitterでこんなコメントをいただきました。
また、後輩芸人からも、こんなLINEが届きました。
彼らの申し出を断る理由は1ミリもないので、すぐに公開ポットを立ち上げました。
コチラです↓
『リベンジ成人式』や『2018年台湾花蓮地震』の時と違って、今回の支援方法は「具体的に支援金を振り込む」正解だと思うので、振り込み先を協議した上で、贈られたレター分の日本円を運営から支援団体に振り込みたいと思います。
最終的な、振り込み額と振り込み先はサイト上で発表させていただきます。
僕らは『言葉』の力でサポートしていきたいと思います。
西日本の皆様、頑張ってください。
皆様が安心して過ごせる日が1日でも早く戻ってくることを祈っております。
2018年7月8日
西野亮廣