説明が足りなかった男の末路
【何やってんだ!】キングコング西野の大失態!!
五反田で呑んでいた帰り道に、『家、ついていってイイですか?』(テレビ東京)のロケに遭遇して、家について来られたキングコング西野です。
泥酔していたので、ロケをした記憶がありません。余計なことを言っていないことだけを願っています。
さて。
どういうわけか、ここ最近『しるし書店』が盛り上がっています。
Twitterのタイムラインでも、よく見かけるようになりました。
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春にサービスをスタートさせて、ユーザーは、まもなく9400人。
まだまだ余裕で赤字ですが、開始から1年くらいは赤字を見越していたので、もしかすると、思っていたよりも早く黒字化できるかとしれません。
もっとも、それ自体は目的ではないので(売上は他で回収すればいいので)、正直な話、別にどっちでもいいです。
とにかく面白い方がイイです。
そんな『しるし書店』ですが、実はクラウドファンディングで制作費を募って、作りました。
僕がやったのは購入型のクラウドファンディング
ですので、当然、支援してくださった方にはリターン(お返し)があります。
『しるし書店』のクラウドファンディングのリターンは、コチラ。
『西野があなたの店をブログで紹介する権利』です。
なんと上手なリターンの組み方でしょう。
さすが西野です。
ユーザーさんの店をブログで紹介しながら、実は『しるし書店』というサービスの紹介もしてしまうという一石二鳥の便乗商法!
憎たらしくも、どこまでも賢い男です。
支援者の皆様には、サービスのリリースが予定よりも遅れてしまったことを詫び、
「あなたのお店のリンクを貼ってメールを送ってください。ブログで宣伝させていただきます」
とドヤる西野氏。
「俺のブログで紹介されたら、キミの『しるし本』なんて3秒で売れるぜ」
という自信が随所に垣間見えます。
だから嫌われるのでしょう。
そして、
「それにしても、いったい、どんな『しるし本』を出品している方なんだろう? ドキドキ」
と、待つこと数分……
ついに支援者様からメール送られてきました!
ところが、そのメールに添付されていたリンクを開いて、私は言葉を失います。
コチラです↓
あきべい?
ラーメン専門店?
続いて、詳細が送られてきます。
コチラ↓
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■店の名前
秋平AKI BAY (あきべい)
■住所などの情報
住所:インド - Santhome Inn, 157, Santhome High Road, Basha Garden, Mylapore, Chennai, Tamil Nadu - 600004
電話:+91 99400 88828 (日本語対応)
■店のコンセプトや想い
世界中でブームとなっているラーメンだが、インドの市場は未開発。そこへ、「インドにも日本のラーメン文化や、日本のホスピタリティを紹介したい!」という想いで、2015年にインド初の本格日本式ラーメン店を、チェンナイにオープン!
現在はチェンナイ市内に3店舗(販売委託含む)を展開中。
経営者は、某自動車メーカーを脱サラし、インドにラーメン文化を持ち込んだ第一人者・秋元聡。常にポジティブに物事を捉える情熱の塊。西野亮廣エンタメ研究所会員。
そしてパートナーには、元構成作家の能條ジョー。女優・タレントの及川奈央さんやスタンダップコメディアン・ぜんじろうさんの単独公演をチェンナイに誘致する。
また、ニッポン放送「サンドウィッチマンの東北魂」にも度々出演している、変わった経歴の持ち主。
■サイトURL
■ウリ、商品
当店のウリは何と言っても、現地の食材で作る「鶏白湯」と「鶏清湯」。その他にも日本人料理長が作る、現地の食材と日本料理のコラボレーション「日印料理」がある。近くの漁場で直接仕入れる海産物を使った和食の数々が、インドで働く駐在員の胃袋を癒している。
また、現地人向け店舗も構え、気軽に日本食に触れられる機会を提供。ちなみにインド人の人気ナンバーワン商品は、インド産味噌を使った「味噌ラーメン」。
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……いや、違うんです。
僕が紹介しようとしていたのは、支援者様の『しるし書店』であって、実際に経営されているお店じゃないんです。
現地の食材やインド産味噌を使ったラーメン専門店『秋平(あきべい)』じゃないんです。
送られてきたリンクを開いた時は、こういう画面が出ることをイメージしていたんです。
だって、変じゃないですか。
なんで『しるし書店』のクラウドファンディングのリターンで、支援者様が実際に経営されている店を僕が紹介するんですか。
繋がりがメチャクチャじゃないですか。
「そんなこと少し考えたら分かるでしょ…」と思っていた矢先、次の支援者様からDM(お店のリンク)が届きました。
……嘘だろ。。
ち、違うっ!
聞いてくださいっ、おおまえさんっ!!
たしかに僕は「あなたの店を紹介します」と言ったけど、それは「あなたの『しるし書店』を…」
という意味であって、おひるねアート
じゃないんですっ!!
私は完全にやらかしてしまったのかもしれません。
「説明しなくても、分かるよね?」
は、やっぱりコッチの都合で、説明をする時は、ちゃんと相手の目線に立って説明しなければならなかったようです。
というのも、次に来た支援者様からのDM(店のリンク)がコチラ。
Gift Share World “musubi”!!
mu~su~bi~!
「ギフトシェアワールド」って何!!
とりあえず、『しるし書店』とは何の関係もないことは分かってるよ!畜生!!
こんな説明文が送られてきましたよ!
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■店舗名 musubi(むすび)
住所 兵庫県南あわじ市北阿万伊賀野712-1
■お店のウリ ギフトが循環する世界を体験できる宿泊、コミュニティスペース、イベント開催。宿泊やコミュニティスペースのドリンク、食べ物のお支払いは恩送りのペイフォワード方式に加えて、心が込められているモノや行為などの支払いも可能。たとえば手作りの作品や食べ物や手紙でも、掃除やお手伝いの行為でもOK。
■コンセプト ギフトは、普段よく使われる「贈り物」という意味のほかにも、「天からの贈り物」として【才能】という意味があり、皆のギフトを持ち寄って成り立つ世界(ギフトシェアワールド)を体現する場。皆のギフトを見つける場。自分のギフトをみつけるきっかけとして、様々なイベントやワークショップ、セミナー開催や、日々の日常に投げかける問いを提供する。
とってもいい活動じゃんっ!!
もう『しるし書店』なんて、どうでもイイっ!!
このたびは、3発中3発が(しるし書店の告知としては)失敗に終わりました。
ただ、おかげで、知らなかったお店や活動に出会えることができたので、結果的にプラスになったと自分に言い聞かせながら、今回の文章を綴じようと思います。
引き続き、『しるし書店』を宜しくお願い致します。
それでは、また。
【オンラインサロン】
毎日議論&実験を繰り返しています。
興味のある方は是非。