20歳の頃に『はねるのトびら』がスタートして、25歳の頃に番組はゴールデンタイムに進出。
視聴率は毎週20%を超えていましたが、その裏で、ヒッソリとライブの集客が落ちていました。

ファンがいなくなってくると、活動費を出資してくれるスポンサーさん“ありき”の仕事(広告をはらんだ仕事)でしか食べていけなくなってしまいます。

つまり、僕の人生のハンドルをスポンサーさんに握られている状態ですね。

「好きなことがやれる」と信じて飛び込んだ世界です。
僕は僕の意思で右にも行きたいし、左にも行きたいので、ハンドルを握られてしまうと、具合が良くありません。
僕には守らなきゃいけないスタッフもいます。

そこで、「自分のことをキチンと応援してくれる人を作ろう」と決め、(メチャクチャ生々しい話ですが)自分の活動費の出所を『広告費』から『ダイレクト課金』に移す作業に入りました。

【一人でも多くの人に会う】

まず決めたのは、「世界で一番、多くの人に直接会う」ということでした。
時を同じくしてSNSが世に出てきてくれたので、「LIVEのチケットが欲しい」という人には、こちらから会いに行って、チケットを売り始めました。

会いに行けるアイドルではなくて、会いに来る芸人ですね(*^^*)
独演会のチケット2000枚は、毎年、『手売り』で売るようになりました。
2016年は4500枚を手売りしました。

昨日までテレビに出ていたヤツが急に手売りを始めたもんですから、「落ちぶれた」「西野はオワコン」「干されたに違いない」「プライベートで客と会うなんてヨゴレだ」と散々言われましたが、どうでも良かったです。

そんなことよりも、お客さんと膝を突き合わせて、
「今、何を期待しているか?」
「今、何に不満を持っているか?」
「今、何に興味を持っているか?」
「今、何に飽きたのか?」
を直接聞ける方が大きくて、そこでいただいた声は、その後の活動の資産となりました。


昨日、スナック『キャンディ』で、急遽、『しるし書店』のユーザー限定の飲み会を開催しました(限定20名)。
ユーザーさんとお酒を酌み交わしながら、
「こんな機能が欲しい」「この機能は要らない」という声が直接聞ける、僕にとってはとても貴重な時間でした。

偶像化することで価値を持たせていた一昔前の芸能界からは考えられない行動です。
吉本興業も、よくこれを認めてくれましたね。好きです。

僕の仕事は彼らの感情を揺さぶることなので、彼らが考えていることや、彼らが抱えている悩みをミリ単位で把握しておきたいと思っています。

(先週おこなわれた神戸・三宮での交流会の様子)

一対一の付き合いを誰よりもやろうと思います。
その上で、自分達のエンタメを世界に仕掛けて、メジャーシーンの真ん中を走ろうと思います。

『広告費』から『ダイレクト課金』に移行して、そこから今は『ダイレクト課金と広告費の両軸』に移行しているところです。
批判はフル無視して、結果を出します。

【西野から『飲み会』のお誘いです】

7月15日にベルサール高田馬場で開催される『占いフェス』のゲストにお呼ばれしたのですが、なんとその日は僕の友人のSHOWROOM代表・前田裕二さんもゲストで出演されるそう。
(※前田さんは午前の部)

くわえて、ホームレス小谷夫妻や、後輩のブロードキャスト房野君や、山口トンボ君といった僕の呑み友達も会場に駆けつけるそうで、「だったら、そのまま会場に残って、客席で、皆で飲み会をしようぜー!」という話になりました。
(※毎晩酔っ払っている西野氏と前田氏)

ポイントは「客席で」で、つまり、「会場に来られたお客さんと一緒に飲んじゃおう」です。
お客さんの「期待」や「不満」や「悩み」をダイレクトに聞いて、すべて全力で打ち返します。


僕らにダイレクトに話をしたい人、
その話を隣の席で聞きたい人、
ただただ酔っ払いたい人は、
是非、『占いフェス』に、いらしてください。

入場チケット(2000円)は→コチラから
(※7月15日の午後の部をお買い求めください)

あなたの声を聞かせてください。
悩み事なら5分で解決します。


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毎日議論&実験、ときどきバーベキュー大会をしています。
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