子供の頃(ていうか25歳まで)まったく本が読めなかった僕としては、「読書ができる」という能力は、「ピアノが弾ける」だとか、「綺麗な字が書ける」だとか、「サッカーができる」といった能力と並ぶ素晴らしい才能だと思っていたのですが、どういうわけか『読書屋』という職業がありません。

音楽家、書道家、プロサッカー選手……あらゆる趣味のゴールに職業があるのに、『読書』だけは、いつまでたっても趣味のまんまで、仕事に落としこめていないのです。

 
【読書で食べていける人がいたっていいじゃん!】


そこで、視点に信用のおける読書家が食べていける世界を作ろうと思って、オンラインサロンメンバーと結託して、この春、『しるし書店』というサービスを作ってみました。


「こんなサービスがあったら、面白いかもなぁ」という軽いノリで作ってみたものの、ユーザー数はジワジワ増え続けて、まもなく9000人。
わりと好評です。

ちなみに、どんなお店があるのか、少し見てましょう。

まずは、こちら。


自己紹介文にあるとおり「背骨矯正」のプロの方です。
そんな梶原さんが出品している『しるし本』がコチラ。


背骨矯正のプロを唸らせた一冊。
そこにプロの視点(付箋)が加えられているわけですね。
なるほど、説得力があります。
しるし書店ユーザーの方は、是非一度、『梶原英一店』を覗いてみてください。
僕の店のTLの方にも流しておきます。

続いてのお店が、こちら。



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ドラマ『女帝』や『ストロベリーナイト』や『特命係長 只野仁』などの脚本を手掛けられている作家・脚本家の旺季志ずかサンのお店『旺季志ずか店』です。
すでに「売り切れ」になっている本も多いですね。
パッと見るかぎり、定価よりも高く売れています。 
旺季志ずかサンの視点に値がついているのでしょう。

ちなみに、どんな本が出品されているのか、もう少し詳しく見てみましょう。

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なるほどなるほど。
気になった箇所に線を引いていることに加え、購入者に向けたメッセージなんかもあるみたいですね。
これも立派な付加価値の一つだと思います。

ときどき、ただただ古本を出品している人がいらっしゃるのですが(べつに構いませんが、それだったらBOOK・OFFで買った方がイイ!)、
『しるし書店』は“店主の視点”´が付加価値となっているので、「こんなところに線を引いた」「こんなメモを書いた」といった付加価値を明確にして、“世界に一冊しかない本”ということを前面に押し出していった方がいいと思います。

旺季志ずか店のように、「メッセージを書きます」というのも素敵だと思います。

最近は、暇さえあれば『しるし書店』を見回っているのですが、個性的な店が並んでいて、見て回るだけでも結構楽しいです。

一度、覗いてみてください。


【オンラインサロン】
本当に毎日議論&実験を繰り返しています。
イベントとか絵本とか映画とかWebサービスとかを作っています。
ときどきオフ会をやっています。
起業家さんやクリエイターさんが多いですが、主婦の方も多いです。
男女比は『男6:女4』ぐらいです。
興味のある方はコチラ↓

(オフ会の様子)
※誰かのプレゼンに意見する西野氏。
※新しく作るWebサービスの設計を説明する西野氏
※こちらは『しるし書店』の開発会議。