いよいよニューヨークの個展『Akihiro Nishino SoIo Art Exhibition ~PoupeII of Chimney Town~』が始まる。

昨日は、AR三兄弟の皆様やボランティアの皆様をはじめ、総勢30名のスタッフが集まって一気に会場設営。



白壁だと光が反射するので、3.5メートルの高さの壁を黒布で覆う作業(これが超大変)。 
その裏で、次から次へと不足する備品の買い出しに朝から晩まで命を賭けてくださったスタッフさんもいた。



現地ニューヨークの方から「これだけ働くスタッフを、これだけの人数雇うには、いくらかかったんだ?」と訊かれたので、「いや、全員ボランティアっすよ」と答えたら、全力で腰を抜かしていた。
アンビリバボーなのだと。

定規とカッターを武器に働く西野と、ノートパソコンで働くAR三兄弟の皆様の時代格差。

古代人を撮影する川田先生。



路上ではニューヨーカー達が設営の様子をパシャパシャと撮影。


設営の様子を見て、現地のアーティストさんがやってきて、「今度出すCDのジャケットを描いて欲しい」と言ってきたので、「すでにある200枚の絵を選んで、勝手に使って」と返しておいた。
あとは大人の人が交渉していたけど、僕は難しいことは、よく分からない。


今回の個展では、僕が一番最初に描いた『えんとつ町のプペル』のラフ画が展示されてある。
ずいぶんテキトー描かれた、まだまだ描き込みの少ないラフ画だ。

その絵に備え付けのタブレットをかざすと、西野亮廣ARが会場に登場して、絵が完成するまでの行程を説明し始める。
すると、壁に飾ってあったラフ画が、説明に合わせてどんどん成長していき、ついに一枚の絵が完成する。
分業で作る絵本の複雑な作業行程の体験。
AR三兄弟の皆さんの仕業。

設営スタッフからも、「スゲー!」「ヤベー!」と感嘆の声が上がる。
いつか日本でもやろうと思う。

ARパートはもちろんAR三兄弟の皆さんがやってくださっているし、ギャラリー設営はボランティアチームがやってくださっているし、絵本だって皆で作った。
結局、僕はあんまり何もしていないので、いつも申し訳ない気持ちになる。 
「個展」でも何でもない。

いろいろやっていただいているので、せめて「姿勢」だけはブレないように、脳ミソの隅々までを世界を獲りにいくことでいっぱいにしている。
今どき流行らない肉食系男子だ。

そんなこんなで皆で作った『光る絵本展inニューヨーク』
いよいよ始まります。



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