ニューヨーク二日目。
小雨が降っている。
ただ、ジョギングと食事以外の時間は、基本、ホテルの部屋にこもって執筆をしているので、天気は気にならない。

別に狙っているわけじゃないけど、毎年、この時期になると、タレント業を2週間ぐらい休ませてもらって執筆作業に充てている。

去年は長野の山奥にこもって、映画『えんとつ町のプペル』の脚本を書いた。

自分や、まわりのスタッフさんの人生を左右する時間なので、集中して作業できる環境を与えてもらっている。

執筆以外のことは何も考えなくてもいいので、贅沢だ。

世界に通用する面白いモノをたくさん作って、僕にしかできないことや、今しかできないことをやりたい。

6月9日に幕張イオンモールシネマで、映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを最初から最後まで全部喋るイベントを開催することが急遽決まった。
僕にしかできないことで、今しかできないことだ。
6月9日に喋った内容が、2年後はスクリーンから流れる。

25歳の頃に「どうせやるなら世界を獲れるエンタメをやりたいなぁ」と大きく舵をきり、そこからコツコツやって今に至る。

2年後の映画は、その集大成で「まだ続けていいよ」と言われるのか、「もうダメ」と言われるのか。
その判断が下される。
風呂敷を広げた分、負けた時は惨めだろうな。

でも、この勝負をしないと前に進めないことは確実に分かっているので、少しでも勝率を上げる為に、やれることは全部やる。
6月9日、お時間あれば是非。