コロンビア3日目の朝(現在AM7時)。
相変わらず、ホテルの中庭を走っている。
最大の誤算は、ひとつ前のブログでもお伝えしたが、日本のゴールデンタイムとコロンビアのド深夜が完全衝突している点だ。
日本の夕方5時は、コロンビアの深夜3時である。
オンラインサロンメンバーとの会議も、だいたいそれぐらいの時間から活発になってくる。

おかげでコロンビアで謎の2日徹夜。
時差とは恐ろしい。

さて、昨夜はオンラインサロンのデザイン部の連中と、デザイン会議。
僕のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』からは『レターポット』『しるし書店』に次ぐ“第3のWebサービス”となるオンラインギャラリー『プペル』を現在開発中だ。

言うまでもないが、エンジニアもデザイナーも決済まわりのアレやコレもサロンメンバーだ。

今回は、そのオンラインギャラリー『プペル』を御説明させていただこうと思う。

オンラインギャラリー『プペル』を作ろうとキッカケは何てことはない。
サロンメンバーの無名のクリエイターがたくさんいて、ほとんどのメンバーが自分の作品を世の中から見つけてもらえず、クリエイター生活に苦戦を強いられてたからだ。

たしかに陽の当たるクリエイターなんて、極々一部。「そういう世界だから」と割り切ることもできるが、他方、「もう少しチャンスがあった上で判断されてもいいんじゃないの?」と僕なんかは思う。

無名なクリエイターのオリジナル作品が見向きもされないことは、たしかに仕方のないことだ。
では、どうすれば余多いる無名クリエイターに光が当たるのだろうか?



そこで考えたのがオンラインギャラリー『プペル』だ。
オンライン上で展開する僕の絵本作品に特化したギャラリーだが、このギャラリーでは、僕の作品は展示&販売しない。

ここで展示&販売するのは、僕の作品ではなく、僕の絵本のキャラクターおよび世界観をモチーフにした僕以外のクリエイターさん達の作品だ。

たとえば、これは80歳を過ぎたお婆ちゃんの作品。
僕の絵本の絵を何層も重ねて、ハサミでチョキチョキして作り上げたウルトラアナログ3D作品。
素晴らしい才能なのに、これまで、まともに見向きもされなかったという。
理由は、この才能を使う題材(元となる絵)が、お婆ちゃんのオリジナルイラストだったりしたからだ。

僕の作品を題材にするだけで、その才能に光が当たるのなら、僕の作品を使っちゃえばいい。
オンラインギャラリー『プペル』では、僕の絵本を経由することで、埋もれている才能に光を当てる。
プペルのイラストを描いて販売してもいいし、プペルのTシャツをデザインして販売してもいいし、プペルの編み物を作って販売しても構わない。

そして、ゆくゆくはクリエイター自身に興味をもってもらい、ファンになってもらい、今度はオリジナル作品を手にとってもらえばいい。

それらを可能にする為に、僕がやらなければならないことは、2つ。

1つ目は、僕自身が僕の絵本をもっと盛り上げて、題材としての魅力を上げること。

2つ目は、僕が全ての著作権を放棄することだ。


特これによって僕は僕の絵本のグッズを作れなくなる(作っても売れなくなる)かもしれないが、べつに構わない。
目的は自分の世界観を一人でも多くの人に届けることなので、著作権の放棄は僕にも大きなメリットがある。

サービス開始は夏頃かな?

正確な時期はちょっとまだ分からないけれど、とりあえず時間があれば、僕の絵本を題材にした作品を作っておいてくださいな。
その作品は僕が宣伝します。

オンラインギャラリー『プペル』、お楽しみに。



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