急性胃腸炎になったことを、マネージャーの鮎川女史に伝えたところ、「ヤバイっすね」と返ってきた。
よりによって今日から、全国(最後は海外)を飛び回る講演会ウィークとなるからだ。

【1日目】北海道(滝川)で講演会
【2日目】北海道(大樹町)で講演会
【3日目】東京で収録(エゴサーチTV)→宮城で講演会→宮城で宣伝会議
【4日目】東京で打ち合わせ→茨城で講演会
【5日目】岡山(倉敷)で講演会
【6日目~12日目】次回作の絵本のロケハンでラオスへ。

とにかくずっと一人で喋るスケジュール。
終盤のラオスなんて、胃腸炎で挑む国ではないすぎる。

ただ、本気でベッドに潜り込んで「治れ、治れ」と念じたところ、半日で治った。
最高の医療は「気合い」である。

身動きを封じられた半日間であったが、指は元気なので、身体が動かせない腹いせにスマホで働いた。
僕の親指をここまでヤル気にしてくれたのは、胃腸炎のおかげだ。

そんなこんなで、この記事のタイトルにもあるように、僕の絵本の最新作『ほんやのポンチョ』(サイン&シリアルナンバー入り)の予約が本日スタート。




熊のポンチョが経営する“いっぷう変わった本屋さん”の物語。
前々から情報を小出しにしていたので勘の良い人はとっくにお気づきかもしれないが、『しるし書店』だ。


今回は、ページ数も、文章量もグッと減らして、「読み聞かせ」ができるサイズにした。
英語訳も載せたのだけれど、目的は、子供の頃から英語に馴染んでもらうため。

作り方は『えんとつ町のプペル』で使った技法を取り入れていて、たとえば、店のデザインだと、まずは、ラフ画を描いて…




つぎに、3Dモデルを作ってから、そのあと、もっともグッとくるアングルを探って、3Dモデルを見ながら、再び、ペンで描いていくスタイル




(↑ここまでが3D。このあと、ペン入れに入る)

一見、遠回りな感じもするが、こうすることで、携わっているスタッフ全員が世界観やサイズ観を共有できるので、そこに対して認識のズレがない。

あとは好みの問題で、基本的に僕は3Dだけで描かれた完璧な線と、完璧なパースが、あまり好みではないオールドタイプの人間なので、仕上げは手作業。
「“写真みたいな絵”だったら、写真でいいじゃん」と思っちゃうんだよね(^_^;)
松本大洋さんや、シルヴァン・ショメの影響を多分に受けているのだと思う。

ま、そんな感じで、鋭意制作中の最新作『ほんやのポンチョ』(サイン&シリアルナンバー入り)の予約を開始いたしました。

お求めはコチラ→『ほんやのポンチョ』



今日から始まる『えんとつ町のプペル 光る絵本展in倉敷イオンモール』の会場でも、予約を受け付けております。
是非。