成功体験を聞いた時、人は2種類に分かれる。
「それは○○さんだから、できるんだ」
と言う者と、
「○○さんがやれたのだから、自分もやろう」
と言う者。
当然、成功するのは後者で、前者はいつまでたっても何者にもなれない。
前者を選ぶ人の中には、「あの人は有名人だから、それができるわけで…」と言う者もいる。
そこまで答えが出ているのであれば、行動すればいい(有名になる努力をすればいい)だけの話なのだが、その努力は何が何でもやらない方向で話を進める。
言うまでもないが、二世タレントと犯罪者を除いた全ての有名人は、元は何者でもないところから“有名になる努力”をして、今に至る。
同世代の友達がコンパやサークルで人生を謳歌している裏で、心無い言葉を浴びせられながら、傷を負いながら、それでも自分を発信し続けたのだ。
その努力をした者と、その努力をしなかった者の「取り分」や「アプローチ」が変わってくるのは当然の話で、そしてそれは神が定めた運命では決してないということだ。
ただ、努力だけではどうしようもない場合もある。
たとえば「デパートの便所」
現在、肛門が爆裂寸前なのだが、前に入ったオヤジがなかなか便所から出てこない。
男のウンコなんぞ2~3分で片付くだろうに、とんでもない。嫌がらせともとれる長さだ。
これまでにハンドルを切るチャンスは何度かあった。
別の階の便所にアタックしようかと思ったが、その間に、このオヤジが出てくるかもしれないし、別の階の便所も、このオヤジ同様の長時間ウンコが占拠している可能性がある。
「あと、30秒で出てくるハズだ…」
「あと、1分で出てくるハズだ…」
「あと、3分で出てくるハズだ…」
を繰り返しているうちに、今に至る。
こんなことなら、最初のタイミングで別の階にアタックすれば良かったのだ。
肛門緊急時の「このままステイor別の階の便所にアタック」は『人生最大のギャンブル』と言えよう。
さっきまで大量に流れていた冷や汗がついに引いてきた。
まもなく私はこのギャンブルに負ける。
懸命に戦う西野への応援メッセージはレターポットまで。