昨日は、深夜1時から『スマートフォンデュ』(テレビ朝日)に生出演。
本当にありがたいことに、『レターポット』について、30分も時間を割いてくださった。
レターポットを知らない人に向けて、どういうサービスなのかを一から説明をし、それについて議論するわけだけれども、そこであがってくる主な批判が「西野が儲けている!」「西野が稼いでいる!」というもの。
魚屋さんが魚を売って儲けているように、文字屋が文字を売っているだけの話で、「ビジネスって、そういうもんじゃないですか」と説明しても、なかなか批判は鳴りやまない。
(※生放送終了後、『電報サービス』や『LINEスタンプの販売』を喩えで出せばよかったなぁと思った)
『レターポット』の運営会社は、慈善団体ではなく、ただの株式会社で、利益を出さないと潰れてしまうし、スタッフさんは食いっぱぐれてしまう。
「文字を買いたい人が買えばよくて、文字を買いたくない人は買わなくていい」と説明しても、返ってくるのは「絶対に稼いでいる!」という声。
僕の出番が終わり、次は「たむらけんじ」サンの仮想通貨の話になり、そこでも、たむけんサンに寄せられたのは「仮想通貨で稼いでいる!」という批判の声。
たむけんサンが、「(べつにたいして稼いでもいないけど)仮に稼いでいたとして、それの何が悪いの?」と言っても、「稼ぎやがって!」「儲けやがって!」の大合唱。
僕個人的には、仮想通貨で稼いでいる人に対しては、リスクを背負って(僕らの為に)たくさんの税金を納めてくださっているので、感謝しかないのだけれど、聞こえてくるのは「稼ぎやがって!」「儲けやがって!」という怨念の声。
見ていたら、だんだん気持ち悪くなってきちゃって、『お金教育』の必要性をあらためて感じた。
説明するまでもないが、他人の稼ぎを認めない道徳観は確実に国を沈める。
そこにあるのは…
「全員で不幸になりましょう」
だ。
日本人はいつまでこんなバカなことを繰り返しているのだろうと思ったのと同時に、子供の頃から『お金オンチ』になるように洗脳された結果がコレなわけで、彼らも被害者なのかなぁと思えてきた。
一緒に不幸になるぐらいなら、一緒に幸せになりたい。
勉強することは皆でキチンと勉強して、ちゃんと前に進みたいな。
僕は日本人なので、やっぱり日本には面白くあって欲しい。
『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』という本がオススメです。