べつに今さら好感度を稼ぎたいわけでも何でもなくて、「どうして子供のことが好きなのかなぁ?」と疑問を持ち、フニャフニャ考えた結果、「姿形や哲学が秒速で変化するので面白いから」と結論した。
どうやら「子供」をエンタメとして捉えている。

(↑本番前に楽屋に入ってきたお客さんの子供)

苦労と感動の両方が内包されている『子育て』ほど面白いエンターテイメントはないだろうな。
もし自分の子供がいたら、朝から晩まで遊んでしまって、僕は廃人になる自信があるので、やめておこう。

『レターポット』をリリースして一ヶ月半が経った。
ユーザー数は4万8000人を突破。
この数字が良いのか悪いのかは分からないが、ひとつ言えることは、空いている時間の全てを『レターポット』に費やした。

オンラインサロンメンバーと議論を繰り返し、毎日のように微調整微調整微調整。


「操作は極力シンプルに」をモットーに、文章を書く以外の手間(時間)を少しずつ削り、この一ヶ月でレターポットの「平均セッション継続時間(サイトを開いている時間)」はかなり短くなった。

これを「子育て」と呼ぶと、世の親御さんから怒られそうだけれど、しかし、子育てのつもりでやっている。

ユーザーがどこに楽しみを見つけて、どこに不満を覚えているか、それらのデータを徹底的にとって、チューニングする部分と、ガン無視する部分をバランスよく配合。
朝から、次の日の朝まで、ずっとそんなことをやっている。

今日はレターポットから『既読機能』を外した。
(こちら↓)

前々から、時々、「レターを贈ったのですが、まだ『未読』になってます。読んで欲しいなぁ」といった声が届いていて、もともと、『差し入れ』や、被災地に送る『千羽鶴』の問題(よかれと思って送ったもので相手を苦しめてしまう問題)を解決しようと思ってレターポットを作ったのに、
ここでも結局、受け取る側の負担が発生してしまっていたので、その原因となっている『既読機能』を切った。

手紙が無事に届いたかどうかは確認できるが、相手がその手紙を読んだかどうかは分からない。
それでいいだろう?『贈り物』なのだから。

今日はバレンタインデーで、たくさんレターをいただいた。
僕は荷物がすこぶる嫌いで、一応、体型にも気を使っているので、『レター』のプレゼントは本当に嬉しかった。

ありがとうございます。
いただいた『レター』は次に回します。

『レターポット』は、まだまだ生まれたてで、吹けば飛ぶようなサービスだ。
まだまだ手をかける必要がある。
見えていない部分もたくさんある。
レター払いのお店が増えてきたが、
このまま「通貨」に着地するのか、
「贈り物」に着地するのか、
それとも、その両方として機能するのか、
まだまだまだまだ分からない。
今は、ユーザーの皆さんと一緒に実験中だ。

僕の子育てはもうしばらく続きそうです。


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