2月6日に起きた台湾東部地震で最も被害が大きかったのは観光地である『花蓮』だった。


花蓮で暮らす人のほとんどが観光業で生きていて、今、彼らにとっての一番の被害は「観光客の減少」であると判断し、僕たちは、過剰報道(過剰応援)による風評被害を防ぐ為に、花蓮観光をして、花蓮の魅力をレポートすることを『支援』とさせていただいた。
僕らは、今回の被災地が“観光地”であることを念頭において声を上げていかなくちゃいけない。

ちなみに、これが花蓮で暮らす人の声だ。


被災の爪痕の深さを確認せずに騒いでしまうと、結果、客足を遠退かせてしまう。
「花蓮、大変だな」「花蓮、あぶねーな」と、なりすぎてしまうことが最大の損害だ。

観光地への一番の支援は観光客を増やすことだ。


というわけで、今回も『レターポット』は広告費を全額カットして、その分を、台湾(花蓮)の観光支援に全額ブチ込むことに決めた。
「偽善」とか「売名」とか、そういう類いのヤツっす。

ボランティア(善意)におんぶに抱っこではなく、支援される側と支援させていただく側…双方にとってメリットがあるように設計しておかないと、ゆくゆくは支援活動に金銭面での体力的限界がきてしまって、支援活動を打ち切ることになってしまうので、このような形をとらせていただく。

というわけで、昨日深夜に『台湾東部への観光支援』の公開ポットを立ち上げ、応援レターの募集を開始した。

ある人から、純粋な疑問として

「なぜ、公開ポットにレターを贈ることが花蓮の観光支援になるのですかね? 『観光客』として花蓮に行かれるのは大賛成なのですが、結局、その時には『お金』が必要ですよね?」

という声が届いた。

なるほど、この部分はまだまだ案内しきれていないので、あらためて御説明させていただきます。

よく勘違いされるのですが、『レターポット』は「1文字=5円」で販売されているレターの売り上げで運営しているわけではありません。

リベンジ成人式や、今回の観光支援など、有事の際に、すぐに支援金が出せるように、運営はレターの売り上げをプールしています(手をつけずに残しています)。

とはいえ、エンジニアさんのお給料も、サポートスタッフさんのお給料も、サーバー代も、広告費も必要です。

このお金がどこから出ているかというと、レターを贈る際に発生する「切手代(=5レター)」や、公開ポットに贈られた「レター代」です。
これらのレターは市場から消滅し、その時、運営が初めて市場から消滅したレター相当分の日本円を使えるようになります。

今回の場合で言うなら、「公開ポットにレターを贈る」という行為は、すなわち、「運営がプールしている日本円を、運営費に回す」という行為となります。

そこから、スタッフの給料やサーバー代や支援に回すお金が発生するというわけです。

レターの売り上げでサービスを回してしまうと「レターを売れ売れ~」という単調なモデルになってしまいますが、こういう風に収入経路をデザインすることで、基本、レターポットは支援活動をしていかないと生きていけないサービスになります(*^^*)
自分達が生きていく為に、人助けをするわけです。

なんとなく御理解いただけましたでしょうか?


そんなかんじで今回はウチのスタッフを『観光客』として花蓮に飛ばそうと思います。
花蓮の魅力を日本の皆様に伝えなきゃ意味がないので、カメラマンも同行させます。
あと、ライターさんも連れていきたいのですが、ライターさんはオンラインサロンの中で募集します。
興味がある方は是非。

(オンラインサロン↓)

天災にやられっぱなしというのもムカつくので、これを機に、花蓮の観光客を増やそうと思います。
応援宜しくお願い致します。

(応援レターはコチラまで↓)