絵本『ちっくタック ~約束の時計台~』を作っています(発売は来年)。
僕が絵本を作る時は、場合によっては本編では出てこない町の細部まで作りこみます。
たとえば、こんな感じ↓
↑こちらの本屋さんは今回の絵本では登場しないのですが、先々(かなり先)の作品で登場するので、その時に辻褄が合うように建物内部の構造をキチンと作り込んでおきます。

今回も大勢のスタッフさんと力を会わせて分業制で作っているのですが、分業制で作業を進める時に大量発生する僕のラフ画が、個展会場とかではウケがいいので、それがどんな感じか、お見せします。

たとえば、『えんとつ町のプペル』は、この一枚から始まります。

主人公のゴミ人間ですね。

鉛筆でシャシャシャと描いて、左側に補足情報を書き足します。
それが最終的に、こうなります。

ちなみに、『えんとつ町』のラフは、最初はコレ。


次に、得意の0.03ミリのボールペンで、もう少し細かく描いて…


ここから作業を分担して、最終的にこうなります↓


絵本に限らず、様々な仕事において、イメージを絵で伝えることが少なくないので、ラフ画を描くのは音速です。

今朝は『チックタック ~約束の時計台~』に出てくくる『通行人A(本屋さん)』の開発をスタッフさんと一緒に進めていまして、


途中で迷子になったので、お得意の「ちょっと時間をください。ラフ、描いてみます!」を発動。

鉛筆を走らせながら、3~4分で『通行人A(本屋さん)』の体型を探りあてて、こう。


“本屋さん感”が少し出たのではないでしょうか?

絵本制作はこんな感じで進んでまーす。

次回作『チックタック ~約束の時計台~』のライバルは『えんとつ町のプペル』です。
絶対に超えてみせます。
よろ。


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