『レターポット』のリリースから3週間。
ユーザー数は4万1000人を突破した。

この3週間ずっとユーザーの動きを観察していて、そこで見えてくる人間の本質がイチイチ面白い。

レターポットの方向性については、大体いつもオンラインサロンのメンバーと決めていて、今朝、「レターを購入してくれた方へのインセンティブ(特典・報酬)を用意した方がいいかしら?」とオンラインサロンに投稿してみたところ、メンバーの答えは「要らない」だった。

意見を聞いておいてフルシカトするのは僕のお家芸で、それこそ『レターポット』のリリース直前に「換金装置」を外す決定を出した時は、多くのメンバーが反対した中、メンバーの声をフルシカトで決行した。

ただ、今回はメンバーの意見の方が合っているような気がする。
一番多かった声は「レターを買う人は、レターを買いたくて買っているから」だった。
「インセンティブを用意してしまうと、give&giveの世界観が壊れる(矛盾が発生する)」という声もあった。

これまで売れた総レター数から、ユーザー数(41000人)を割ると、一人あたり平均何レター買ってくれたかが出る。

現在、一人あたり平均50レターだ。

ただ、これはあくまで『平均値』であり、そもそもレターは100レターからしか販売していない。
『1000レター』を購入する人もいて、単純計算、その人が1人いると、あと19人はレターを買わずにレターポットの世界にいることになる。
※贈ってもらっている総レター数よりも、贈っている総レター数の多い人が、レターを買ってくれている。

極一部の人の出資で世界が回っていて、そして、その極一部の人にアンケートをとったところ「インセンティブなんて要りません。友達に贈りたくて、自己満足でレターを買ったので」とピシャリ。
彼らは自分が購入したレターが、そのあと無料で使われることを『損』だと思っていないのだ。

正直、こういった“ギフト経済”は僕自身まだまだ未体験の部分が多くて、どっちに転がっていくのかまだまだ見えていない。

4万1000人というまだまだまだまだ小さな世界だが、ただ一つ言えることは、少なくとも今現在、この小さな世界でギフト経済が機能しているということだ。

おもしれーな。
もう少し観察を続けてみる。


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