デビューしたての頃(19歳)、当時のマネージャーから「西野が考えていることを全部聞かせて」と言われたので、将来の構想を話したら、「キングコングはすぐに売れるけど、西野が売れる(世間に受け入れられる)には、かなり時間がかかると思う」と言われ、そのとおりになった。
(いや、別に今も受け入れられてないんだけど、まぁ、以前よりは…)

当時は今ほどインターネットが普及していなくて、SNSなんてなかったから、自分のアイデアをお客さんに届けようと思ったら、自分よりも“かなり”歳上の頭の固い人の許諾が必要だった。

当然、その人か許諾するものは、もうすでに世の中に存在している価値観で退屈なものばかり。
「○○さんに気に入られないと、テレビや舞台に出れない(発信できない)」みたいな言葉が平気で飛び交っていた。

糞味噌に面倒くせーシステムだと思っていた矢先、SNSが登場した。
これにより、どこにもお伺いを立てる必要がなくなり、自分の頭の中にあるものを、他人のフィルターを通さずに、そのままお客さんに発信できるようになった。
そんなこんなで、今に至る。

『レターポット』というアイデアを思いついて、更には「換金装置を付けない」ということを2000人のオンラインサロンのメンバーに話した時には、半分の人間が反対し、もう半分の人間が「面白いけど、浸透するのにはメチャクチャ時間がかかる」と言った。
19歳の頃と一緒だ。



ただ、今度は時間がかからないと思う。

そりゃ、どこかにお伺いを立てていたら時間がかかるし、普通にやってりゃ時間がかかるけど、
今回は、自分の裁量で、自分の寝る時間を削って、同じ説明を何千回も繰り返せばいいだけの話なので、2~3か月もあれば突破できる。

夜中。

さすがに、この時間ともなると成人式のメールが届くこともないので、ようやく自分の時間が始まる。ここから朝9時ぐらいまで自分時間。

レターポットについて、どうしても解決したい問題が一つあったので、ウンウンと考えていたら、ついさっき、やっと解決策が出た。
すぐに開発チームとオンラインサロンに投げる。
こうして、途中をスッ飛ばして、すぐに投げられる時代(環境)は本当にありがたい。
インターネット、あざす!

『レターポット』はまだまだ面白くなるし、面白くする。
頑張ります。






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