ごまぺろちゃん | 西東京市 地域猫の会 ~地域猫と愉快な仲間達~

西東京市 地域猫の会 ~地域猫と愉快な仲間達~

西東京市で地域猫活動をしている会です。
猫の事はもちろん、ボランティアの在り方を真剣に考えたりしながら日々活動しております。

 

今回は、首輪をつけたまま保護された猫ちゃんの保護記録をまとめましたあしあと

 

保護経緯

 

以前からTNRを進めている現場より…

 

「首に結束バンドのようなビニールひもが巻かれた子猫がいる」

「ご飯もあまり食べらておらず小さい」

「大きくなったら、ひもで首が締まってしまうので助けてほしい」

 

ご相談があったのは、まだまだ猛暑が続く7月。

 

いざ、現地の確認に行くと、ゴミ置場に確かにいました。

子猫のような小柄な黒い猫です。

暗くてよく見えない中でしたが、首に巻かれている"何か”は、確かに結束バンドのように見えます。

 

 

とてもお腹がすいていたようですぐに捕まり、首元を確認しました。

すると、首に巻かれていたのはビニールひもや結束バンドではではなく、ノミ取り首輪でした。

 

 

 

保護直後

 

その猫を病院で診察してもらうと…

以下のような診断でした。

 

「ノミダニがひどく、糞だらけ」

「口の状態が悪いのか、口臭がひどい」

「子猫ではなく、シニアではないか」

 

女の子で耳カットは無し、体重はたったの2.5kgしかなくガリガリです。

ウイルス検査は、猫エイズが陽性でした。

 

 

 

脱水の症状もあったため、点滴をしてもらい、

ノミ取りの首輪は、経年劣化なのか固くなっていたため、

先生にハサミで切断してもらいました。

 

 

どれだけ長い間、お外で暮らしていたのでしょう。

 

それでも、首輪をしていた猫ちゃんなので、探している飼主さんがいるかもしれません。

 

飼い猫かもしれない猫を保護したので、警察署に届出を行いました。

 

保護した日時、場所、色柄、性別、マイクロチップの有無など、詳しく登録していきます。

 

保護された動物は拾得物(落とし物)として扱われることになり、届出を出した日から3ヶ月は、飼主さんが現れるのを待つことになります。

 

無事に飼主さんが見つかって欲しいとは思いますが。ここで保護された場所や特徴など詳細をSNS等に投稿してはいけません。

飼主になりすます人が現れないとも限らないからです。

 

もし、飼主の方が遺失物として届出が出されたら、警察で飼主か確認して連絡が来ることになります。

併せて、動物愛護センターや市役所にもお問い合わせを行いました。

 

保護時に該当する迷子猫情報は無かったため、警察署の担当の方と相談し、保管期限の間は手続きをして、当会で預かることに。

 

 

拾得物の期限の3ヶ月…。

仮に「ごまちゃん」と名付けられ、当会の会員宅で過ごしました。

 

 

最初はノミダニだらけだった体も、ブラッシングをしてもらったり、体を綺麗に拭いてもらったりして、すぐにナデナデOK・人馴れバッチリのスリゴロちゃんにピンクハート

 

預かりボランティア宅で過ごすようになってから、全身をよく見てみると肉球が腫れていたため、お薬で治療もしました。

 

 

子猫のようにおもちゃで遊んだり、シニア猫のように歯の状態が悪かったり、年齢不詳の美魔女です。

 

 

そんなごまちゃん、歯が痛いせいなのかいつでもペロッっとベロが出ちゃいます。

可愛い可愛いゴマぺろちゃん。

 

 

定期的にSNSにご存知の方、お心当たりの方がいないかを掲載しながら過ごした3ヶ月間。

残念ながら、拾得物の期限内にごまちゃんの飼主さんが申し出て来ることはありませんでした。

 

拾得物は3ヶ月経過すると、拾った人が所有権を得ることが出来ます。

 

そんなわけで、警察署にて手続きをし、無事に当会の保護猫の仲間入りをしたごまちゃん。

無事に避妊手術並びに抜歯手術が完了しました✨

 

 

子猫のように遊ぶ、年齢不詳の美魔女。

撫でればゴロゴロが止まらない、肩のりごまちゃんをこれからもよろしくお願いいたしますびっくりマーク

 

 

 

ご支援よろしくお願いいたしますハート

 

西東京市地域猫の会の『ペットのおうち』キラキラ


当会の保護猫を預かってくれているシェルター音符