親子仲最悪!?厳しい環境で必死に生きてきた猫一族 | 西東京市 地域猫の会 ~地域猫と愉快な仲間達~

西東京市 地域猫の会 ~地域猫と愉快な仲間達~

西東京市で地域猫活動をしている会です。
猫の事はもちろん、ボランティアの在り方を真剣に考えたりしながら日々活動しております。

当会で同じ預かり宅にて同居しているトロ丸とサバ吉について紹介しようと思います。

2匹は同じ保護現場からやってきた(たぶん)親子です。

(この現場からは他にも『ななせ』『いろは』『ニュイ』『ぶーたん』の6匹が当会へ保護されています)


トロ丸は7歳くらいで貫禄満載の男の子。


サバ吉は2歳くらいで、可愛い模様にビビリな性格の男の子です。

「同じ場所で暮らしてた血縁だから相性問題ないだろう」

なんて思ってたのも束の間…

2匹は縄張りを争う敵同士だったのです…!


トロ丸が格下であるサバ吉を排除しようと本気の喧嘩をしかけてしまうのですあせる

本気の喧嘩をしかけられたサバ吉はあまりの恐怖に抜け毛とオシッコを撒き散らし、先住猫は2匹の喧嘩を止めようと参戦して現場は非常にカオスな状態となりました…。


悩んだ預かりさん…苦肉の策として家の中に脱走防止柵を立てて家庭内別居をすることに。


別居し始めてからはお互い落ち着いたようで、他の先住猫とはそれぞれ上手く関係を築けた様子でした。

 

足あと


トロ丸は、人が大好きで甘えん坊の寂しがりやさんです。

サバ吉が自分の居場所を奪うのではないかと危惧するのと同時に、密かに我が家の頂点に立ちたいと思ったりしているとかいないとか。


保護時は痩せていて3.4kgとガリガリでした(顔は丸い)

 

足あと


サバ吉はもっと痩せていて2.7kgと、酷い飢えに苦しんでいたことが分かる体型でした。

でも人や猫には臆病な性格なので、怯えて暮らしながら、なかなかご飯にありつけなかったのだと思います。


2匹とも預かり宅での初めての食事はとんでもない勢いで、2食分をたいらげました。

それからは「ここにいると毎日2回ご飯がでてくるらしいにゃ」と学び、食事の量も落ち着きました。

お腹が空くって本当に苦しくて辛いです。


トロ丸とサバ吉以外の子達もみんな痩せていて、獣医さんも「ここから保護された子達はみんなひどい状態だね」と漏らすくらいでした。

足あと

それから2ヶ月。


トロ丸とサバ吉は4kgと適正体重になりました。


2匹とも腰と股関節に痛みがあることが判明し(これも外では辛かったと思います)、適切な医療を受けて痛みを改善する処置をしていますが順調です。


甘えん坊のトロ丸は独特の可愛さがたまらない感じで、最近では同居のノルと馬が合うようです飛び出すハート

昼間はホカペの上で転がって、夜は預かりさんと一緒のベッドで眠ります(毛布がお気に入り)


譲渡会には3回でていますが、今のところご縁は繋がっていません泣

「こんなにぶちゃ可愛いのに何でだろう?」と首を傾げる預かりさん。


トロ丸とは対照的に、まったく人馴れしていなかったサバ吉は最初は触ることすらできませんでした。

いつも段ボールハウスに引きこもって、手を伸ばすと百連パンチが飛んできていました。


でも人馴れを頑張った甲斐あって、今では顔まわりを撫でられるのが大好きになり、お腹が空くと自分から頭を擦り付けてくるくらいまでになりましたハート


今はオヤツを使って抱っこの練習中!

模様も可愛いサバ吉ですが、実は声も女の子みたいでとっても可愛いのです(インスタのリールに動画上がってるので見てみてください)

 

 

最初はビビって他の猫とも仲良くできない期間が少しありましたが、先住猫たちとも何とか打ち解けて程よいコミュニケーションを取っています。

 

 

サバ吉は2回目の譲渡会でたくさんの人に「かわいいね~!」とナデナデしてもらい、預かりさん以外の人の優しさを学びましたキラキラ

 

足あと


同じ境遇で、必死に生きてきたトロ丸とサバ吉。


薄汚れていた身体もキレイになり、顔つきもすっかり穏やかになりました(トロ丸は保護時はとんでもなく臭くてニオイがとれるまで1ヶ月かかったそうです)


それぞれが幸せを掴む日を夢見て、今日も暖かいお部屋に、美味しいご飯を食べながら過ごしています。

 

 

ご支援よろしくお願いいたしますハート

 

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