新入りさん紹介、そしてどうぞ安らかに「喜多朗おじいちゃん」 | 西那須野いぬねこ里親会シェルターブログ

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西那須野いぬねこ里親会のシェルターブログです。シェルターの犬、猫、ヤギのことなど。ボランティアスタッフ3人で書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします!

新入りさんの紹介が続いています。
喜多朗(きたろう)がシェルターの仲間になって
正式に紹介ができないまま
少し時間が経ってしまいました。
 
改めまして、新しい仲間の喜多朗です。
 
ご覧の通り片目がありません。
正式には捕獲時、
目に酷いケガをしていて大きな手術をしました。
その時に片目を失ったのです。
 
 
個人でボランティアをされている方が、
喜多朗を保護して目の手術代も集めてくださいました。
 
感謝感謝です。
 
目の処置が必要でなければ、本来リターンだったのですが、目の治療と高齢だった為、やむを得ず当会で引き取りました。
 
捕獲するために捕獲器などを置いていると、
引き取って貰えると思って
現場に新たに関係ない猫が置き去りされて
捨てられるパターンもあります。
喜多朗は高齢だし、目もケガしているし
その説が怪しいです。
 
きっと過酷な世界で生きてきたのだろうと想像しますが、
性格はとても穏やかでシェルターの猫たちとも
平和に過ごしています。
 
 
てへ♪
なんとも愛くるしい
愛嬌満点な喜多朗おじいちゃんです(笑)
 
 
だけど、ここのところ食欲にムラがあり
強制給餌をすることが増えました。
お薬も飲んで経過観察の予定でしたが、
容態がおもわしくありません。
 
肥大型心筋症、血栓による麻痺、左前肢と肺に血栓がつまっていることによる左前脚マヒと呼吸器機能への影響がみられるという診断を受け、現在酸素室でケアをしています。

高齢のため回復は厳しそうです。

 

暑い夏も乗り越えた喜多朗
これからくる秋も冬も生きられたらいいな。
こんなとき、
頑張ってという言葉が相応しいのか分かりませんが
喜多朗にはもう少し生きて
人からの愛情をもっともっと受け取り、
美味しいごはんをいっぱい食べて
心も体も満タンに満たしてもらいたいです。
 
・・・・・・・・・・
 
 
と、ここまで書いて月曜日に投稿しようと
準備をしていた9日土曜日の夜遅くに
喜多朗は天国へ旅立ちました。
長く苦しい時間が少なかったことが救いと思いたいです。
 
愛くるしい喜多朗はスタッフみんなに
気にかけてもらい愛されました。
最後のおうちがシェルターになってしまったけど
幸せだったかい?
 
 
本当に可愛いおじいちゃんでした。
最後はお友達もたくさんできたね。
喜多朗、どうぞ安らかに。
 
スタッフTO