1月21日にシェルターにやってきた
茶トラ♂のライト
背中の皮膚欠損、白血病のため
リターン出来ずに
シェルターの仲間になりました。
こんなにも痛々しい背中でも
何故かポーカーフェイスな
人懐こい子でした。
背中の傷はなぜできたのか不明。
傷口の治療には、
褥瘡治療でも使われる「オスモパッド」と
抗生剤とステロイドの軟膏「ハイセチン」
を使用しました。
傷口を掻き壊してしまうため
包帯を巻いたり、服を着せたり
試行錯誤しました。
シェルターに来ておよそ2ヶ月
服を脱ぐプロとして成長したライトは
包帯も、手作りの洋服も脱ぎ捨て、
毎日毎日傷口を掻くので大変でした︎^_^;
スタッフの方から頂いた
可愛い術後服に包まれるライト↓
このお洋服も、掻いて掻いて
ボロボロにしてしまいました💦
その後
ファスナーの便利な術後服を買ってみました。
こちらはとても着脱がしやすく
爪も引っかからず
通気性があって良かったです。
いつも大人しく
お着替えをしている間は
ずっとゴロゴロと喉を鳴らしていました。
白血病のせいなのか、
痙攣を起こしたりしました。
いつも貧血で何をするにもゆっくり。
体は辛かったのかもしれません。
真っ赤に血が滲んでいた
背中の傷は、ゆっくりですが
徐々に赤みも取れて
ここまで回復していました。
治癒用パッドを貼り、
ストッキングに手足が出る穴を開けた
手作りスーツを着せて
かき壊し防止のため
背中側にガムテープを貼り、
(ずれ防止のため首と胴体は一周)
最後に術後服を着せていました。
最終的にたどり着いた
掻き壊されない、脱げない
最強の三重スタイルは
オスモパッドもズレないので
傷もきっと良くなると思いましたが
傷が治るより早く
ライトは旅立ってしまいました。
お日様が大好きだったライト
スタッフさんが撮ってくれた
とっても凛々しいライトくんです。
どうやって生きてきたのか?
猫は何も語ってくれませんが。
どうして背中を怪我していたのか?
とても懐っこいこの子は
誰かにかわいがってもらっていたのか?
想像が回ります。
もしも生まれた時から
飼い猫だったら。
外の過酷な環境に晒されず、
白血病を患うことがなかったら。
ライトには
どんな未来が待っていたでしょう。
野良猫を可愛がるだけでは、
食餌や住処を与えるだけでは、
保護活動の根本には直結しません。
今も外では
ライトと同じような人生を
歩むかもしれない命が
生まれ続けています…
シェルターが無くても大丈夫な世の中
全ての犬猫が必要とされ
家族として産まれ
いつまでも大切にされる世の中
日本はあと何年、何百年
この子達に向き合えば
そんな世の中を
迎えることが出来るでしょうか。
そのためには、TNRの協力者が
もっともっと増えて
犬猫の保護に対する意識が
常識になるまで
浸透して欲しいと思います。
スタッフ木下
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