ちしおが天国へ旅立ちました。
木曜日の朝のことでした。
先週末、母猫のゆいがなくなり、
それから急に元気がなくなったように見えました。
食欲不振になり、
水ばかり飲んでいる様子が見られました。
ちしおは、人が近づくとサッと距離を取り、
決して触らせない子でした。
それが、ここ数日は触られてもじっとしていたそうです。
ちしおがシェルターへ来たのは2018年
母猫のゆいと、兄妹の里子とキッシンジャーと一緒に、ちしおも兄妹達もまだ仔猫でした。
ちしおは一家の中でも一番、警戒心が強く、元気に逃げ回っていました。
一家皆に一つのケージに入って貰って、そこでご飯を食べるのですが、ちしおは、「ケージへ入りたいけど人がいるから近よれない...行くぞ!...やっぱり無理!」と警戒しすぎて、入るかやめるか何度も逡巡して、なかなかケージの中へたどり着けませんでした。
シェルターに馴染んだあとも、
人を避ける癖はついに変わりませんでした。
12日の土曜日、この朝には母猫のゆいが亡くなって、ちしおは不安そうに鳴いていたそうです。
ちしおが鳴くのを今まで聞いたことがありませんでした。
夜ご飯を食べた後に、うずくまってしょんぼりしていたので、ちゅーるを小皿で差し出すと、一生懸命ぺろぺろ舐めていました。
朝に注射を打ってもらったおかげか、この日はまだそこまでは、ひどく具合が悪くはありませんでした。
触ろうとすると、逃げていきました。
その数日後には、逃げなくなり
お顔を綺麗に拭いてもらいました
日を追うごとに食欲が落ち、
とても短期間でのことでした。
もっと、元気に長生きさせてあげたかった
お世話をしていたスタッフたちは
あまりに早かった旅立ちに、とても残念な思いです。
ちしおらしい、ダッシュで行ってしまった。
もっともっとゆっくりで良かったのに。
いつも変わらず、元気に走っていた
その姿がなくなった母屋、
これから寂しくなります。
スタッフsa