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クリムト


グスタフ・クリムトといえばウィーン分離派の画家。
(「グスタフ」って何かかっこいい響き。)
エロスとタナトスを感じさせる作風は賛否両論だけど、僕は絵そのものというよりは、クリムトのデザインが好きです。
絵自体はなんかおっかないのもあるし・・・。


クリムトもモードの歴史に欠かせない存在なのだ。
20世紀初頭のファッションの王様、「ポール・ポワレ」と知り合いで、ポワレはクリムトら分離派の工房に影響を受けてマルチーヌ学校を設立している。


クリムトも服飾デザインを手掛けていて、テキスタイルやドレスを作っている。
クリムトの愛人、エミリー(エ)・フレーゲはオート・クチュール・サロンを経営しており、クリムトは彼女のお店のためにドレスをデザインしているんだとか。

(↓この人がエミリー(エ)・フレーゲ)
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クリムトのデザインするドレスはオリエントの影響が見られるゆったりとしたガウンで、ポワレとの共通点も多かったそうだ。
自分のデザインしたドレスをモデルに着せて絵を描くこともあったとか。


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うーん、確かにおしゃれだ。