菜根譚(言葉の泉)「良声で鳴くせみはふん土から生まれ、光彩を輝かす蛍は腐草から生ずる」 『菜根譚』にある一説です。『菜根譚』とは、中国古典の一つで、明代末期に完成しました。前後357条からなり、人の交わりや自然と閑居の楽しみを説いた書物です。 上記は、清いものは常に汚れたものの中から生まれ出で、光り輝くものは常に暗闇の中から生まれ出る。という意味です。素晴らしい成功は、逆境を通して得られることが多いものです。現状が、ふん土や腐草にまみれたような悪い状態だとしても、希望をもって努力することが大切なのです。