「一人一人の人間を知ることは、人間一般を知ることよりも、はるかに難しい」
いろいろな人と出会い、いろいろな経験を積み重ねると、おおよそ人をタイプ別に分けることができるようになってきます。本を読んだり、心理学を勉強したりすれば、ある程度、相手の気持ちや考え方が分かるかもしれません。
人生を積み重ねれば、人間一般については、それなりに理解することができるようになってきます。
しかし、一人一人の人間を知ることは容易なことではありません。多くの時間、その人と接し、語り合い、苦楽を共にしなくては相手のことはなかなか理解できないものです。
たとえ、相手のことが分かったと思っても、それは分かった気になっているだけです。
相手のことは分かった気にならず、しかしながら、分かろうとする気持ちをもち続けることが大切なのです。