「職業を選ぶのではない。生き方を選ぶのである。」
人は人生の多くの時間を職業における仕事にあてています。ですから、どのような仕事をするか、どのような職業につくかというのは人生の中でも重要度の高い問題です。このことは、たとえば、子どもたちに「将来の夢は何ですか」と問い掛けると、多くの子が職業名を挙げることからもうかがえます。
さて、職業というのは、「自分はサッカーをしたいからサッカー選手になる」というように自分のしたいことに対する一つの手段でしかありません。サッカーをしたければ、サッカー選手という職業でなくても可能なのです。
人生の多くの時間を費やす職業というのは、前述したとおり、自分の生き方、自分の人生そのものであるとも言えます。
そう考えますと、私たちは職業を選ぶ前に、自分が何をやりたいのか、何を成し遂げたいのかを明確にし、自分がどういう生き方をしたいのかを考えることが大切です。
「仕事と思うな。人生と思え。」
まさに、そのとおりですね。