長い人生の中、愚痴をこぼされたり、こぼしたりするときは山ほどあるでしょう。愚痴というのは、自分の思い通りにいかないときにでるものです。ですから、愚痴をこぼしたくなったら、改めて自分自身をみつめて、今の自分にできることに集中した方がよい結果を生み出す可能性が高いのです。
しかし、相手の愚痴を聞いている状況においては、相手の考え方を否定したり是正したりしてはなりません。相手が愚痴をこぼしているときに、「自分をみつめなおさないとだめだ」と説教してはならないのです。なぜなら、相手が愚痴をこぼしているときというのは、助言や指導ではなく、共感を求めているからです。愚痴をこぼされたら、「やりにくいよね」「それは大変だね」と共感を、意を示すことが大切なのです。
「愚痴をこぼされたら、『やりにくいよね』『それは大変だね』と返す」