「『どうしたらいいのですか?』の質問には『どこが分からないのですか』と返して考えさせる」
人を育てるには考えさせること、考える習慣を身に付けさせることが大切です。そして、そのためには、相談を受けたときの返し方や指示の出し方がとても重要となってきます。
相手に「どうしたらいいのですか?」と聞かれたとき、具体的に細かく指示をだしてしまうと、相手は何も考える必要がなく、ただの指示待ち人間になってしまうおそれがあります。一方、「自分で考えなさい」と一方的につきはなしてしまうと、相手はその後、相談をもちかけにくくなってしまいます。ですから、「どうしたらいのですか?」と聞かれたときは「どこが分からないのですか」や「あなただったらどう考えますか」と返し、相手の考えを尊重しながらも、自分で考える習慣を身に付けさせることが有効なのです。