人生の中には、人との戦いがたくさんあります。それは受験であったり、コンクールであったり、スポーツの試合であったり、出世競争であったり。人との戦いで満ち溢れています。人は人との戦いに勝利するために、たくさんの努力をします。そして、その努力というのは、自分との戦いです。つまり、人との戦いの前に自分との戦いがあり、自分との戦いに勝った者が人との戦いにも勝利できるのです。
さて、他者との戦いに勝利する前に自分との戦いに勝つということは、自分の実力を知らなくてはなりません。自己分析をしっかりと行う必要があるのです。そして、自分の実力を正視するためには、他者と比較してはなりません。なぜなら、比べる相手の実力によって、自分の実力を過小評価したり、過大評価したりしてしまうからです。比較する相手は他者ではなく、過去の自分にします。１年前の自分、１ヶ月前の自分、昨日の自分と比べて、どの程度成長できたかを分析するのです。