物と心 | 品川 西村柳一郎

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「日本は物と心を分けない」
 
日本には「もったい(勿体)ない」という言葉があります。この言葉は、
①有用なのにそのままにしておいたり、無駄にしてしまったりするのが惜しい。
②身に過ぎておそれ多い。
③不都合である。
という意味があります。「勿体」とは元来は仏教用語で、③の意味で使用されていましたが、現代では①、②で使用されることの方が多いです。
 
「勿体」はもともと「物体」と書き、物の形、物のあるべき姿を表していました。
これらから分かるように、日本では「物」と「心」を結び付けます。「物」と「心」を別々にせず、「物」には「心」が宿っていると考えます。
 
また、「三種の神器」と言われるものは次のことを表しているという説があるそうです。
「鑑」→物をありのままに写す「マコト」。転じて「信頼」。
「玉」→円満なこと。慈悲、愛情。転じて「感謝」「ねぎらい」「寛容」「包容力」。
「剣」→正義。転じて「厳しさ」「注意深さ」
「三種の神器」を通して、「心」を表しているとも言えますね。
 
「物」と「心」を結び付けるのは日本独特の考え方です。これからも「物」を大切にしていきたいですね。