人生は選択の連続です。買うべきか買わないべきか。行くべきか止めるべきか。私たちは、様々な場面で迷いながらも決断しなければなりません。そして、その決断は実は、今まで歩んできた生き方によって決まっていくものです。
さて、選択をした直後、良かったと思うこともあれば、失敗したと思うこともあります。その都度、一喜一憂します。しかし、しばらく時が経つと「あのときの決断は間違っていなかった」と思い返すこともしばしばです。そう考えますと、選択そのものではなく、何か別のことこそ重要であると思われます。
「私心さえ除き去るなら、進むもよし退くもよし、出るもよし出ざるもよし」
吉田松陰先生の言葉です。
私心さえ除き去れば、どのような選択をしても、構わないということです。
「選択するときに、自分のことではなく、世の中や周りの人のことを考える」
とても大切なことですね。しかし、このことを実行するのは言葉で言うほど簡単なことではありません。
とりあえずはじめは、「自分のことだけでなく、周りの人のことも考える」ところから取り組んでいきたいと思います。
修行が必要ですね。