「相手の怒りの矛先を他に向ける」
先日、「相手が敵対心を向けてきても、一度疑ってみる」ということをお伝えしました。なぜなら、相手の敵対心や怒りが感情からくるものであったり、演出によるものであったりするからです。もし、相手の怒りが演出なのであれば、こちらも冷静に対処すればいいのです。
しかし、相手の敵対心や怒りが感情からくるものであれば、こちらの落ち度を分析し、落ち度があるのであれば、誠心誠意、謝罪することが重要です。謝罪は相手の怒りを緩和することができます。
そしてもう一つ。相手の感情的な怒りに対する手段として、「相手の怒りの矛先を他に向ける」ということがあります。すなわち、「共通の敵」をつくるということです。まさに、敵の敵は味方という状態をつくりだすのです。そして、この「共通の敵」というのは、決して人である必要はありません。敵の正体が物なのか、考え方なのか、現代社会の仕組みなのか、それは様々です。対象は何であれ、「共通の敵」に対しては一致団結するものです。
このことは、今までの日本史や歴史でも証明されていますね。