「話の聞き上手は自分のもつストックと相手の話にずれがあることを知っており、相手とのずれをうまく補正し、新たな知識を得ることができる」
話し上手は聞き上手とよく言いますが、相手の話を傾聴することはコミュニケーションの上でとても大切です。相手の話をじっくりと聴くことができる人は、それだけでも多くの信頼を勝ち得ることができます。なぜなら、人は話を聞いてほしいし、自分のことを認めてほしいからです。
さて、相手の話をただ単に耳で聞いているだけでは、新たな知識はなかなか生み出されません。聞きながらも考えることが必要です。特に、自分と考え方が違う人の意見を聞くときは、新たな知識を得るチャンスです。相手の意見が違うということは、自分のもつストックとすれが生じているということです。そのずれをうまく補正すれば、第三の考え方が生まれる可能性が高く、新たな世界が見えてくるのです。
人の意見は目で聴き、耳で聴き、頭で聴き、そして心で聴く。聴くことによって得る宝はたくさんあるのです。