「人は同時に一つのことしか悩めない」
人は多くの悩みを抱えています。仕事のこと、人間関係のこと、家族のこと、将来のこと等々。悩みが尽きないという言葉もよく聞きます。しかし、人は同時に2つのことは考えられません。一つの悩みを考えているときは、他の悩みのことは忘れているのです。たとえ多くの悩みを抱えていても、突き詰めれば、本当の悩みとは一つにしぼられるはずです。
さて、「悩み」というのはやっかいなもので、決してなくなることはありません。もし、一つの悩みに関して考えに考え尽くした結果、解決するのであれば、それは「悩み」ではなく、「課題」ということになり、考えるべきことの一つであると捉えることができます。
では、解決することのない「悩み」にはとう対処していけばよいのでしょうか。
それは、「その悩みとうまく付き合っていく」方法を考えます。悩みは解決しないのですから、うまく付き合っていくしかありません。
「悩みは決してなくならない。そして、その悩みは私に何かを教えてくれている」と考えるのです。悩みを価値あるものとし、価値ある悩みに集中することが大切なのです。