「過去は変えられない。『過去はこれで全てよし』と考える」
人の悩みというのは、実は、そのほとんどが、現在のものではありません。悩みの多くは、過去の後悔だったり、未来の不安だったりします。
人の悩みのほとんどが過去と未来によるものだとすれば、今現在においては、どのように考え、行動すればいいのでしょうか。ここでポイントとなるのは変えられるか変えられないかです。
未来は現在の思いや行動で変えることができます。一方、過去は変えることができません。ですから、いくら過去のことを後悔しても物事は動きださず、新たなスタートは切れないのです。過去は変えられないのですから「過去はこれで全てよし」と割り切ることが必要です。かの宮本武蔵も
「我、事において後悔せず」
と言っています。
過去のことに悩まず、後悔せず、見切りを付け、新たな気持ちをもち始めたとき、未来への扉が開くのではないでしょうか。そうすればきっと、未来の不安も取り除かれているはずです。