従属の効果 | 品川 西村柳一郎

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 「相手を持ち上げることでいい気分にさせる」
 
 世の中では、優越感と劣等感が入り乱れています。二人の中で、どちらかが優越感を感じていれば、その一方は劣等感を感じているのです。主導権を握るとはある意味、優越感の奪い合いであることが多いものです。
 多くの場合、劣等感を感じるのは「仕切る側」ではなく、「仕切られる側」になります。ですから、、「仕切る側」には本当の余裕や自信があるかということが大切になってきます。仕切る側の心理が単に「優越感を感じたい」「劣等感を感じたくない」ということでは、お互いの関係は上手くいきません。

  心理学には「従属の効果」という「相手を持ち上げることでいい気分にさせる」という考え方があります。「本当に自信がある人」は相手を楽しませる心の余裕があり、相手をどう楽しませようか?と考えることができます。仕切る、仕切られるという意識を越えて本当の自信をもつことが重要なのです。

 また、相手に劣等感を与えないように気を付けることも大切です。待ち合わせで相手を待たせると、相手に劣等感を与え、不愉快にさせてしまう場合があります。また、待ち合わせ時刻よりも早く到着していることは、「先手必勝の法則」として、心理的に有利な行動となります。たとえ定刻どおりに到着したとしても、相手が先に来て待っているとしたら、「お待たせしました」という言葉を、遅刻していないにも関わらず、口にしてしまうはずです。相手を不愉快にさせ、自分が負い目を感じる心理は、そのままその後の会話や交渉にも影響を与えます。
 
 相手に劣等感を与えないためにも、自分の心に余裕をもつためにも、「相手を待たせない」ということは重要なのですね。