ウィンザー効果 | 品川 西村柳一郎

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 「第三者の言葉は信憑性を増す」
 ウィンザー効果とは、第三者を介した情報、噂話のほうが、直接伝えられるよりも影響が大きくなるという心理効果のことです。
 
 ウィンザー効果はアーリーン・ロマノネス作のミステリー小説「伯爵夫人はスパイ」の登場人物であるウィンザー公爵夫人が、「第三者の褒め言葉がどんなときにも一番効果があるのよ、忘れないでね」と言ったことから、この公爵夫人の名前に因んで名づけられたそうです。
 ラーメン屋の店長に「うちのラーメンは絶品ですよ」と宣伝されるよりも第三者である他の客から「ここのラーメンは絶品ですよ」と聞いた方が、信憑性が増します。人は、本人からの情報よりも噂話の方がより信じたくなる傾向にあるのです。
 また、ウィンザー効果は人間関係上でも発揮されます。人は、誰かに褒められて嫌な気持ちになる人はいません。ですが、上司に直接褒められるより、「○○部長が、あなたのことを褒めていましたよ」と他の誰かに言われた方が、断然うれしさが増すものなのです。これは第三者からの情報により信憑性が増すのと同時に、直接伝達よりも間接伝達の方が想像する余地が大きいことに起因されます。
 もちろん、噂というのはよいものばかりではありません。ウィンザー効果を考えますと、悪い噂も信憑性を増してしまうのです。 ですから、蔭口等には十分気を付けなければなりません。何気なく言った一言が第三者を通じて、その相手に伝わるとき、自分の思った以上に相手を傷つけてしまうかもしれないのです。