ロミオとジュリエット効果 | 品川 西村柳一郎

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 「困難があればあるほど、反対されればされるほど燃え上がるものである」
 「ロミオとジュリエット」は有名ですね。イングランドの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲です。敵対する両家に生まれた恋人同士が、禁断の愛を貫き、残酷な運命によって悲劇的な最後を遂げる、という流れですね。
 心理学者のドリスコールが、140組のカップルを対象に調査したところ、親の反対などの障害度が高ければ高いほど、カップル同士の恋愛感情が強まり、熱愛度が高まることが明らかになったそうです。そこで、「障害があればあるほど恋愛が盛り上がる」という心理を「ロミオとジュリエット効果」と名付けました。
 ロミオとジュリエット効果は何も恋愛だけとは限りません。ダイエット中に食べたらだめだと分かっていても食べてしまう。寝てはいけないと分かっていながら二度寝してしまう。。「○○をしてはいけない」、「○○は禁止」と言われると、なぜかやりたくなってしまうものです。人は自由を制限されると激しく抵抗し、自由を回復しようとするのです。これは心理学者ジャック・ブレームが提唱した「心理的リアクタンス」という理論です。
 
 
 今年のニュースでもそれに近い内容が多いです。自己管理、自己コントロールがどれだけ難しいか、また、どれだけ大切なことなのかが分かりますね。